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伊集院光、「的を得る=誤用」説を『三省堂国語辞典』編集委員が否定したことに言及「いい加減で面白いな」

2015.04.21 (Tue)
2015年4月20日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00-27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、「的を得る」が誤用であり、「的を射る」が正解であるとされていたが、『三省堂国語辞典』編集委員である飯間浩明氏が否定したことについて語っていた。

三省堂国語辞典 第七版
三省堂国語辞典 第七版

伊集院光:ことわざや慣用句の使い方で、「水を得た魚(うお)」が正解。「水を得た魚(さかな)」っていうのは誤用だ、と。昔は、「水を得た魚(さかな)」って言ったら、「CM明けに訂正してくれ」って言われて。

「え?そこ?」って思うけど、そうなの。それで、調べてみたら、水の中で泳いでいる魚類は、「魚(うお)」って読む。魚(さかな)っていうのは、酒の肴とかと一緒で、おかずのことを魚(さかな)って読む、と。

でも当時、おかずとして食べられるものは、魚(さかな)が多かった説と、もしくは、魚(さかな)がおかずとして出るのは豪華だったことから、おかず=魚(さかな)と呼ぶ、と。おかずに、魚類の死骸が横たわってることを。全身大やけどの魚類の死骸が横たわってることを、魚(さかな)って呼ぶ人が多かったから、調理した魚類のことを、魚(さかな)と呼ぶ、と。

だから、「水を得た…」ときたら、「魚(うお)」なんですってことだから、間違いです、って言われて。何か納得いかない。しかも、それ注意された時に、生放送で、残り1ネタ用意してたのを、わざわざやめてまで、CM明けに訂正してくださいって言われて。

「先ほど、番組中で水を得た魚(さかな)と言いましたが、水を得た魚(うお)でした」って訂正した時に、俺の中では、「ええ?!」って。まあその時、言おうと思ってた、天地がひっくり返るようなギャグだったの。おそらく、あの時に言ってれば、向こう5年間くらい流行語大賞それだったなって自信があるの(笑)忘れちゃったけど、内容(笑)

それを訂正させられた屈辱みたいなのが、僕の中にあるんですね。訂正させたのが正しいか、させないのが正しいか分からないけど、「それだけのことで…」って思ったのね。

なのに、最近知ったのは、「的を射た」っていうの。それを、「『的を得た』答えだね」って言うと、それは「『的を射た』が正解です」って。これは、クイズでも出てきて。「的を得た」って書いてある場合は、バツだと。的は射抜くものだからって。

ラジオだからわかりにくい話かもしれないけど、誰でも分かる言い方をすると、西武の左のサイドスローの永射の射ですね(笑)レロン・リーが…リー兄弟のお兄さんが、見るのも嫌だと言った、左の変則投法の永射ですね(笑)永射は何座かな?射手座かな?そっちの方が簡単じゃねぇかよ(笑)

射精の射ですよね。「射精してすみません」って謝罪するの場合は、そっちはごんべんつきますけどね(笑)

…「的を射る」が正解で、「よく誤用しちゃうんですよね。的を得るって。知らなかったのも、仕方ないです。的を得るって言っちゃうんですよね」ってことは、僕は知ってたというか、クイズでは常識っていうか。

それが最近、覆されたって知ってた?諸説あるから、自分で調べて。さっきから、ラジオで射精したことを謝罪するなんてことを言ってた人の話だってことはちゃんと頭に入れといて(笑)

たまたま、サイトを見てたら、真面目なサイト(【逆転】「的を得る」:「誤用説は俗説」と事実上決着へ)の中に、「的を得る」というのは間違いだっていうことを言い出したのは、有名な辞書(三省堂国語辞典)の監修をしてる人が、1982年に間違えてますよ、と。「的なんだから、射るもんですよ。得るのは、なんとかを得たとかっていう、囲碁かなんかの用語で似たようなのがあって(『的を得た』『正鵠を得た』などの言葉が混同されたとの説)、混同したんじゃないか」って。それが、権威ある辞書に書かれました、と。

そしたら、その権威ある人が自信持って書いてるし、言われてみればなるほどだからってことで、他の辞書もそう書き始めてて。大本の、言い出した人が、「あれ?ごめんね。アレ、俺の勘違い」って(飯間浩明氏が撤回)、つい最近発表したって。


そこの間違いは、もっと大々的に言ってくんないと、みたいなのあんじゃん。そういうのってさ、別に「伊集院、言葉の問題に噛み付く」って話じゃなくて(笑)結果として、俺の中で、「いい加減で面白いな」って話なんですけど。

「全然ある」って言い方もあるじゃないですか。「全然、ありだよねぇ」っていう。「老人同士のセッ○スのビデオ、全然ありだよねぇ」って表現(笑)俺らのガキの頃は、「『全然~ない』だから。『全然ある』はダメです」って言われてて。

でも、ある時期から、これもまた別の有名所の辞書が、「転じて最近では、使われるようになる。肯定の形でも使われるようになり、それは浸透している」って書かれ始めてて。最近の辞書には、どの辞書にも、「全然ある」っていう形は、もはや定着したって書かれてきたんですよ。

ここまでは、割りと知ってるんですよ。なんとなく知ってるでしょ?それウソって知ってる?それ以前に、文献から、「全然ある」っていう肯定の形は、いっぱい出てる。明治からの文献で出てて。「全然~ない」の形しか使えないって言ってた、辞書書いてたおじさんがいるんですけどね。

でも、元々「全然綺麗」とか、肯定の形は元々使われてたのに、一時期だけ、絶対それはダメだって言ってた人がいたせいで、そっちが正解になってたっていうのが、もう一個付いてて。

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