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伊集院光、「東京の人は冷たく、田舎の人は温かい」というイメージに反論「東京は干渉しないだけ」

2014.09.16 (Tue)
2014年9月15日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00 - 27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、東京の人が持たれやすい、冷たいというイメージについて、実はそうではない、と反論していた。

のはなしし 伊集院光
のはなしし

伊集院自身は、荒川区出身であり、東京生まれ・東京育ちである。そんな伊集院が旅先で宮崎県に行ったところ、東京の人と田舎の人の違いについて大きな違いがあることに気づいたのだという。

宮崎の薬局のレジで並んでいたところ、店員と高齢の女性が話をしていた。なかなか話が終わらず、待っていた伊集院だったが、同じく列に並んでいた女性が、「急いでるんで、お金払って良い?おつりは後で良いから」と一声掛けて、精算を行ったそうだ。

ここで東京ならば、声を掛けるということはしないだろう、と伊集院は思ったという。「あちらから来なかったら、こっちに話しかける権利ないし、その間合いが普通って思ってるから」と語り、向こう側からのアプローチがなければ、話しかけることをせず、干渉をできるだけ避けるようにするのが東京での一般的な様子なのではないか、と指摘していた。

そこで伊集院光は、「血だらけで店にやってきたお客がきた場合」を想定して例を挙げた。「俺がレジをやってるとするじゃん。そこに、血だらけの人が来たとするじゃん。その人が、凄いすました顔で、『すみません、これとこれください』って言ったら、話しかけないよね。それは冷たいんじゃなくて、その人が『痛い、痛い。血が止まらない』って言ったら、『どうしたんですか?』って言うけど、その人が普通にこっちがわからお迎えにいかないで、血だらけな分には、『何かあったんだろうな…』って思うけど」と、やはり、その血だらけの客側から話しかけられない場合、こちらからは触れづらい、と語っていた。

さらに、単に間合いの問題であり、本質の優しさという意味では変わらないのではないか、と伊集院は指摘していた。「『血だらけで行ったにも関わらず、誰もレジの人が話しかけてくれない』って言うと思うんだけど、俺が思う東京のルールは、その人が『すみません、血が出ちゃったんですけど』って言ってくれれば、優しくしてくれますけど、何も言わなかったら、黙ってるってう感覚なんだろうなっていうのを、今回の旅で思って」と、東京と地方の感覚の違いというものを強く感じさせる旅となった、と語っていた。

宮崎県の薬局での出来事

伊集院光:僕は東京で生まれて、東京で育ったんですよ。だから、東京が普通って思ってたりするんだなって、旅をして思ったり。どっちが、上とか下とかって話じゃないんですよ。「違う」って思っただけで。

宮崎旅行をしてる時に、足のマメが潰れて。穴を開けたりしたかったから、薬局に行ったわけ。そこで、何人かレジのところで並んでたわけ。それで、レジのところにいるおばさんとおばあさんが、話をしてて。

「おじいちゃん、どうしたの?」って話から始まり。「おじいちゃん、最近、腰が悪いから、あんまり表を出歩かない。私がこうやって買い物に行くと、『これ買ってこい』『あれ買って来い』って。私の方が腰が悪くなっちゃうよ」「はっはっはっ(笑)…だったら、こう言ってあげればいいのよ」…ああ、これ終わらないんだ、みたいな(笑)

オチが続いて終わりかなって思ったら、話が続いていくわけ。それで、俺は待ってるわけじゃん。多分、これは俺が思う"東京"なんだろうけど、そこに割り込めないんだよね。でも、そこに並んでる他のおばさんは、「ごめん、ちょっと急いでるんでさぁ!」って。「おつり、後でもいいから」って言って行っちゃうわけ。ああ、俺、これができないんだって思って。これが当たり前のところだったら、俺の方が異文化じゃん。

東京では極力干渉しない「間合い」がある

それで、逆にこの感じって、それは地方から東京に来たら、「東京の人って冷たい」って思うよね。俺がレジをやってるとするじゃん。そこに、血だらけの人が来たとするじゃん。その人が、凄いすました顔で、「すみません、これとこれください」って言ったら、話しかけないよね。

それは冷たいんじゃなくて、その人が「痛い、痛い。血が止まらない」って言ったら、「どうしたんですか?」って言うけど、その人が普通にこっちがわからお迎えにいかないで、血だらけな分には、「何かあったんだろうな…」って思うけど(笑)でも、あちらから来なかったら、こっちに話しかける権利ないし、その間合いが普通って思ってるから。

血がビューって出てて、「『ビュー』って出たよね?」ってちょっとでも言ったら、「出ました。さっきから気になってたんですけど…」って言うけど。そうしないじゃん。絶対にしないじゃん。それが、多分、お互い、どっちに慣れてるかってだけの話で。田舎は温かい、東京は冷たいっていうのは、ちょっと違うんじゃないかなって思ったわけ。

郷に入っては郷に従え

そんな中、旅に行くじゃん。それで、今みたいなおばちゃんのやりとりで待たされたりするじゃん。これは凄い微妙なところだなって思ったのが、それが凄い普通の古くからあるような薬局だったら、全然大丈夫なの。俺の方が外から来てる異分子だから、それを楽しもうってなるけど、それがマツキヨだとなんかイラついちゃうんだよね。

それが、「よろずや」だったら大丈夫なのに、「ファミマ」だと、「ファミマじゃん」って思っちゃうみたいなのがあって。この感じに、東京で生まれて当たり前のように東京の恩恵を受けてきたのに、「年とったら田舎で暮らしたい」とか、地方で暮らしたい、とかは、ちょっと簡単に言っても無理だぞ、みたいなことになって。

東京=冷たいと思われるわけ

だからこそ、田舎のあの温度で上手くいかない人は、東京に出てきた方が上手くいくと思うんだよね。あの凄くある意味干渉もしてくるし、心配もしてくれる。温かいから、心配もしてくれる。だけど、自分が血だらけでも、普通に買いたいものを買いたいって人もいるじゃん(笑)「血だらけだけど、『スピリッツ』を買いに来ただけだから」って人は、そういう暮らしがしたいって人は、東京に合うと思うし。

逆に、東京で寂しいって思う人は、地方に行った方が合うと思うんだよね。だからきっと、この田舎の温度が合うにも関わらず東京に出てきた人は、全員、「東京の人って冷たい」って言うわけだなって思って。

「血だらけで行ったにも関わらず、誰もレジの人が話しかけてくれない」って言うと思うんだけど、俺が思う東京のルールは、その人が「すみません、血が出ちゃったんですけど」って言ってくれれば、優しくしてくれますけど、何も言わなかったら、黙ってるってう感覚なんだろうなっていうのを、今回の旅で思って。

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