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伊集院光、甲子園での市立和歌山・山根内野手による一塁送球の原因を分析「2バウンド目の変則回転」

2014.08.19 (Tue)
2014年8月18日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00 - 27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、第96回 全国高校野球選手権の1回戦、鹿屋中央 対 市立和歌山の試合で、山根翔希 内野手の一塁への送球でサヨナラ負けを喫したことについて語っていた。

甲子園100の言葉


延長12回、市立和歌山は1アウト一塁三塁のピンチを迎えていた。監督は前進守備の指示を行っていなかった。その場面で、打者はセカンドゴロを打ち、山根内野手は捕球した後に本来ならば
1) ホームインを阻止すべくホームに投げる。
もしくは
2) 二塁に投げてアウトをとり、さらに一塁でもアウトをとる。
ということを行うべきであったが、「あろうことか」一塁に投げてしまったという。

だが、伊集院はこうした論調について異論を唱えていた。実際に甲子園の球場で観ていたところ、山根選手が捕球する直前、2バウンド目に打球が変則回転し、一塁側に流れた。そのため、捕球するまでに少しの間があったそうだ。

まず、三塁ランナーはゴロに素早く反応しており、刺すことは不可能に近かった。そのため、残る手は二塁および一塁のランナーを刺して2アウトを捕るしかない。ところが、打球の2バウンド目の変則回転により、それも不可能となってしまったと、山根内野手は反射的に悟っていたのではないか、と伊集院は指摘していた。

そのため、「もう何もできないけど、日頃、高度な練習を積んできたから、あのまま体が反射的に『終わった』って思って、何も考えられない状態だと、一塁に送球するってくらい凄い練習をしてきてるんだろうなって思って」と語り、一塁への送球は、三塁ランナーの賞賛されるべき反応と、バウンドによる変則回転が原因ではなかったか、と分析していた。

監督が前進守備をさせない采配については、「監督は彼らの力量を一番知ってるし。その監督がそこまで高度なことをやれるって踏んで、おそらく前進守備をさせてないと思うんだよ。ケースによって、全部使い分けろっていう」といった狙いがあったのではないか、と語っていた。

「ヒットの確率を少なくするため、極端な前進守備はしない。ただ、強いゴロで三塁ランナーのスタートがあまり早くなかったら、ホームで刺す。ゴロの飛び方によっては、ゲッツーに展開することもあるっていう。全部、ギリギリ攻めたにも関わらず、本当に変則回転で、ボールが一塁側にスライスするっていう。それも2バウンド目で、一塁側に流れるっていう、それだから、全部しょうがない」という高度なことをやろうとしていたのではないか、と伊集院は推測していた。

伊集院光:鹿屋中央 対 市立和歌山の試合を観に行きまして。僕の観戦方法は、試合始まる前に、「この人」って決めるんですよ。「この人に、なりきる」って思って、その人に憑依して、その人の気持ちで見続けるっていう。

テンションが上がってきて、気温が最高潮に達して、席の選び方を間違えて、直射日光が強い席を選んだ上に、帽子を忘れちゃってると、かなりその人になれるんです(笑)シンクロ率がハンパない(笑)自分が見えてる席からは、割りと俯瞰で見えるはずなのに、守備位置からの映像が観れます、みたいな(笑)それくらいのレベルになるんですけど。

この鹿屋中央 対 市立和歌山の試合で、僕がシンクロしてたのが、あろうことか和歌山のセカンドの山根(翔希 内野手)くんっていう。今大会のキーポイントの人なんです。この試合、ネットニュースとかスポーツニュースで見た方も多いと思いますけど、最終的に、延長12回、まぁ直射日光のガンガンの席でしたよ(笑)だから、完全にシンクロしちゃってますよ。土踏んだ感触とかもきてましたから(笑)

延長12回の裏、1-1で迎えて、1アウト一塁三塁で。そのセカンドゴロが、山根くんっていうか、僕に飛んでくるわけですよ。そのセカンドゴロを捕りました。1アウト一塁三塁で、三塁ランナーがホームインしたら、サヨナラ負けっていう状況ですよ。

その1アウト一塁三塁でセカンドゴロを捕った山根選手は、ニュース的には「あろうことか」ボールを一塁に投げます。それでそのまま三塁ランナーがホームインして、サヨナラ負け。一塁に投げても2アウトですから。

なぜ?っていう。大きなニュースになった当事者ですよ、僕は(笑)泣きましたよ、それは(笑)結構なことですから。僕の三年間、みんなの三年間があのプレーで終わったみたいな空気になりましたから。

半田真一 監督の狙い

でも、あのとき凄い思ったのが、1アウトランナー一塁三塁になってた時の俺は、監督が絶対にバックホーム体勢で前に出ろって言うと思ったの。絶対に三塁ランナーをホームインさせてはいけないから。だから、監督は、「前進守備しろ」って言うと思ったんだけど、ベンチの指示が違ったっていうか、前進守備はしないわけ。

その時点で、監督は俺たち内野に、スゲェ高度なことを求めてるって感じになるわけ。後の監督のインタビューでもそうなんだけど、「ゴロがきて、三塁ランナーがホームに行かないようだったら、ダブルプレー狙いで良い」と。もしくは、「三塁ランナーをホームで殺せそうな強い当たりだったら、もちろんバックホーム」と。

でも、何通りかあります、と。強い当たりで、ダブルプレーが確実に捕れるときは、ルールで三塁ランナーがホームインしてても、「セカンド投げてアウト、一塁に投げてアウトが成立して、3アウトチェンジ。これは点数入らないから、その両構えで行け」と。

俺からしてみれば、「マジで?」って思いましたよ。「とにかくアウトを1つとって、ホームに行かせないっていうプレーで良いんじゃね?」って思ったけど、前進守備にすれば、ヒットの確率も上がるから、それを嫌うんだって思って。

それで、セカンドにゴロが来るわけですよ。その時に、三塁ランナーのスタートが凄いんですよ。この時点で、ホームに投げても間に合わない。そうすると、「かなり速い身のこなしでセカンドにすぐボールを投げて、セカンドがすぐにボールを一塁に投げて、ダブルプレー成立しか残る道はない」ってなるんだけど、俺、その時にかなりシンクロしてたから、スゲェドキドキするんだけど、「それしかない」って思ったの。

2バウンド目の変則回転

そしたら、あんまりネットニュースとかでは触れてないんだけど、2バウンド目で変な回転かかるんだよね。イレギュラーバウンドで、変なスピンが掛かってて、右にスライスするんだよね。一塁側にスライスするから、「あ!スライスした!」って思って。そっち側に体流して捕った時点で、もうセカンド投げても間に合わないから。変な話、もう何もできないの。

もう何もできないけど、日頃、高度な練習を積んできたから、あのまま体が反射的に「終わった」って思って、何も考えられない状態だと、一塁に送球するってくらい凄い練習をしてきてるんだろうなって思って。

それで一塁に投げて、サヨナラ負けってなった瞬間に全部、自分に何が起きているかが飲み込めるから、泣くだろうし、膝から落ちるだろうし。

三塁ランナーの功績

結果論で言えば、ホームの1 m手前でコケるかもしれないじゃん。三塁ランナーが派手にコケるかもしれないし。でも、三塁ランナーのスタートは、いわゆる「ゴロだったら走る」ってレベルを超えてるんですよ。彼を褒めてやって欲しいくらいで。

選手を信じた半田真一 監督

結局、「監督が前進守備させないのがいけないの?」って話になると、監督は彼らの力量を一番知ってるし。その監督がそこまで高度なことをやれるって踏んで、おそらく前進守備をさせてないと思うんだよ。ケースによって、全部使い分けろっていう。

ヒットの確率を少なくするため、極端な前進守備はしない。ただ、強いゴロで三塁ランナーのスタートがあまり早くなかったら、ホームで刺す。ゴロの飛び方によっては、ゲッツーに展開することもあるっていう。全部、ギリギリ攻めたにも関わらず、本当に変則回転で、ボールが一塁側にスライスするっていう。それも2バウンド目で、一塁側に流れるっていう、それだから、全部しょうがない。

スゲェなこの人たちって。凄いことをやってるなって。

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タグ : 伊集院光,市立和歌山,山根翔希,

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