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伊集院光が語る、ビッグデータの活用法「スーパーに売れないモノを置いておくワケ」

2014.04.15 (Tue)
2014年04月12日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00 - 27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、現在、コンビニやスーパーなどで顧客のニーズ解析や販売促進に利用される、大規模なデータ集合であるビッグデータの活用法について語っていた。

ビッグデータの正体 情報の産業革命が世界のすべてを変える
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ビッグデータとは何か?

伊集院光:ビッグデータってあるじゃないですか。最近、僕らみたいなデキるビジネスマン(笑)のキーワード的なヤツで言うと。

たとえばコンビニとか、どれくらいの年齢層の、どういう仕事の人が、どういう気温の日にどういったモノを買ってるかっていう集計データですね。だから、Suicaもそうで。どっからどこまで乗って、何時間くらい通勤している人が、最初の乗り換え駅のキオスクでどういうものを買うの、とか。

この間、そういうビッグデータのバラエティ番組に出た時には、『クックパッド』っていう料理のレシピサイトのことをやってて。クックパッドの会員登録をするときに、「自分が何歳くらいの主婦で、何歳くらいの働いている奥様で、もしくは一人暮らしの男性で。どこに住んでて…」みたいなことをザッと入れてから利用できるんだけどね。

小さい個人情報としては出力しないけど、大きい集計データとして、「この料理が、いつ頃、どの日にちにはこの料理を検索している人が多い」みたいなことが分かったりするっていう。

日本中で、やたらカレーが検索されてる日、とかあるんだって。要は、それはカレーを食べてる日だって思った方が良いよね。そうすると、特徴的なことあがって。カレーは、連休だとすると、前の日が多いらしいんだよね。それと、当然、夏が多くて。

そうなると、おそらく、コンビニのビッグデータと合わさったいくと、らっきょが売れていくこととリンクしていくような気がするんだよね。分析すると、分析するだけ出てきて。

番組は、カレーの特異日みたいなのだけが出てたんだけど、たとえばコンビニで特異日を調べてみた時に、出てくるデータが、「カレー粉が売れてるのか、らっきょが売れてるのか」で、コンビニはどういう利用のされ方をしているのかってことが分かる気がするんだよね。クックパッドで調べて、カレーに決めた時に、おそらくだけど、カレー粉に関しては、デカいスーパーで買ってきて。時間帯も出てくると思うんだよね。その日にらっきょが売れた時間帯とか、漠然とグラフにも出てくるから。

そうすると、カレー粉は、デカいデパートのビッグデータ、もしくはスーパーのビッグデータで、「カレー粉は17時くらいに売れてるけど、らっきょは19時半くらいに売れてる」ってデータが出るような気がするんだよね。カレー粉は、コンビニじゃなくてスーパーで売れてるんじゃないかって。忘れたヤツが直前に「あ、らっきょがない」って思って、「コンビニだったら今からでも行ける」みたいな関係が、そのビッグデータの関連性で出てくるんじゃないかって。

スーパーが売れないモノをわざわざ置くワケ

伊集院光:番組とは別で、普通に他の人に聴いて面白いなぁって思ったんだけどね。スーパーに「これ売れないんじゃない?」って大きさのしめ飾りが置いてあって。暮れの段階で、もう「こんなの普通のスーパーで売れる?」って大きさんのお供えやしめ飾りが置いてあったりするじゃん。

もっと言うと、ホームセンターに、「そんなの売れる?一般の人に」っていうものが置かれてたりして。たとえば、墨壺っていうのかな。大きい材木に線を引く、墨の入った木製のヤツあるでしょ?そこにタコ糸が仕込んであって、タコ糸をピンって弾いて直線を引くってヤツが、結構な数、ホームセンターにあったりするわけ。

俺は、「これ売れるの?」って訊いたら、「売れません」って。「全然、売れません」と。それなのに、5種類くらい墨壺があって。「全然、売れません」と。それなのに「なんで置いておくの?」って思うじゃん。スーパーのしめ飾りとかも、結局、売れないの。12月10日くらいからもうあるんだけど、正月明けても売れた様子ないまま、撤去されていくわけ。

でも、「そんなものまで揃えてる」っていうことの主張のためには、とても良いらしいんだよね。「今どき、墨壺まで置いてるんだから、他のモノに関しては置いてあるだろう」って。「プラスでもマイナスでもない、星形のネジ回しくらいは置いてるだろう。あそこは、墨壺も置いてるし」ってなるらしいのよ。

「お正月のデカい飾りがあった」っていう記憶がずっとある。「売れもしないのに、こんなデカいお供えあるな」ってことが記憶にあるから、「じゃあ、お年玉袋はあるだろ」って記憶になるから、それに関しては「あった方が、他のモノが売れる」みたいなことが起こるんだって。

一見、関係ないものが実は関連している面白さ

その感じって、逆算で全国のビッグデータを含めて、同じカーブのものってあるんじゃないかって。「これが売れてる時に、なぜかコレも売れてる」って。さっきみたいに、『クックパッド』でカレーが検索されてる日に、福神漬やらっきょが売れてる、みたいなのは大して面白くないんだけど、なぜか同じカーブのものってあると思うんですよ。

そういうのを見つけて、間を屁理屈で埋めたいなって。「風が吹いたら桶屋が儲かる」の逆みたいな。まず、風と桶だけまず見つける。その間を埋めると、何か出てくるような気がして、ビッグデータ、凄い面白いなって。

次の記事に続く:

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