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伊集院光「ネルソン・マンデラ追悼式典でのデタラメ手話通訳の真相」

2013.12.31 (Tue)
2013年12月30日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00 - 27:00)にて、12月10日に開かれた、南アフリカのネルソン・マンデラ元大統領の公式追悼式において、各国首脳らのスピーチを手話で通訳していた男性の通訳が、デタラメであった問題について語っていた。

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伊集院光:今年あった10大ニュースを取り上げる、朝の番組に出させてもらったんですけど。(ネルソン・マンデラ氏の追悼式での)デタラメ手話通訳の人、いたじゃん。アレを掘り下げる、みたいなニュースをやってたの。

デタラメ手話通訳の人って、ちょっとツボじゃん。でも、その手話通訳っていうこと自体が凄く大事な仕事で、耳の不自由な人に向けてのものだから、笑って良いのかいけないのかって、ざわつくところはあるけど。

なんだろうね、子供の頃からちょっと思ってる、「真面目に行われてることが、実はデタラメだったらどうしよう」ってことね。「デタラメだったら面白いのにな」ってところがくすぐられるから、ちょっと笑いのツボには入ってるわけ。

あと、あのおじさんのキレの良いところとか、ちょっと映像的に面白いわけ。アレを全世界の人が見て、本当に手話通訳を必要とする人や関係者以外、何の違和感を感じなくて、スルーされてた不思議とか奇妙とか皮肉とかが入り混じってて、面白い、になってるじゃん。

不謹慎な部分もあるけど、あの人が映像で出てきて、「面白いことが始まる感」があるなぁって思って。それで、その番組では南アフリカまでロケに行ってるのね。

最初のつかみが超面白かったんだけど、南アフリカの人にインタビューして、「知ってますか?あの事件」って訊いたら、「知ってるわよ。『エビ、うま。エビ、うま…』ってやってたんでしょ?」って言うのね(笑)マジ?その面白要素、知らなかったわぁって(笑)尾ひれがついたものかは分からないけど。

フジテレビの朝の番組だったんだけど、取材力というか取材に行くって凄いなって思って。俺が想像してたのと違う話になってきて。俺が勝手に想像してたストーリーとしては、「手話が出来ないのに、『出来る』って言い張ってるヤツがいて、南アフリカは手話通訳みたいな文化が根付いてなくて、出来るって言い張ってるヤツがオーディションをクリアして入っちゃったんだな」って思ってたの。

そしたら、実は南アフリカって、物凄く耳の不自由な方が多い。子供のときに、耳の不自由な方が生まれる確率が高い国で、手話に関しては先進国で、街角にも手話を広めるためのボードも置かれてるくらい、手話の需要が高い国だって話が出たあたりから、「俺の思ってたストーリー」とは全く違うんだな、と。

あの人は、ネルソン・マンデラの追悼式典だけでなくて、その国のいろんなイベントに出て、手話をやってる人らしくて。でも、そうなってくると、それだけ手話通訳を必要としているにも関わらず、「エビ、うま。エビ、うま」で乗り切ってきたとしたら、凄く怖くない?その必要としている人たちの声が、一切、届かないってことじゃん。

気づく人の数は、めちゃくちゃ多いわけじゃん。それにも関わらず、その声が届かないって…そう考えたら、急に朝から俺だけ笑顔が失われて。その怖さがいっぱいになって、「なんなの?このカラクリ」っていうので。

トーンが周りから合わなくなって、焦り出すっていう。いつものことだけどね(笑)

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