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伊集院光「PS3ゲーム『ウォーキング・デッド』レビュー」

2013.12.10 (Tue)
2013年12月10日放送の「伊集院光 深夜の馬鹿力」にて、PS3/PCソフトである『ウォーキング・デッド 』について語られていた。

ウォーキング・デッド
ウォーキング・デッド 【CEROレーティング「Z」】

日本版のローカライズが遅れていた

伊集院光「ドラマ『ウォーキング・デッド』のゲームが発売(12月5日)されまして。『ウォーキング・デッド』のドラマは、ある日突然、ゾンビに囲まれて、昨日まで仲良かった人ともいざこざが起きていくって感じの話ですけどね」

ウォーキング・デッド Blu-ray BOX
ウォーキング・デッド Blu-ray BOX

「PS3/PC用のゲームが、半年以上前にアメリカで出ていて。随分前にアメリカ版が出たんですけど、日本語版が全然出なくて、ついこの間、日本語版が出たんですけど、俺が思ったのは、『ウォーキング・デッド』はそれなりに人気だし、一応、アメリカでの評判はどうかってチェックすると、悪くないんですよ」

「だけど、なかなか日本語版が発売されなくて。俺の推測だと、だいたいそういうのは基本面白くないってケースが多くて(笑)アメリカで作ったものの、日本にきたら、売るのは売る、『ウォーキング・デッド』ブームだから、日本人のサラリーマンが『倍返しだ!』って言うのと同じ感じで、『ウォオオオオ~!』って言ってんだから(笑)気持ち悪くて吐きそうな人なんか、マネばっかしてんですから(笑)」

「ブームだから売上のランキングは高いけど、面白くないから日本に入ってこないんじゃないかなって。つまらないんじゃないかなって思って。こんだけソフトウェア不足の中、移植が長引くってことは、期待しない方が良いよねって思いながらも、買ったんですよ」

ゲームシステムについて

「なんつったら良いのかな…意外に面白いんですよ。ゲームのシステムは古いんですよ。『ウォーキング・デッド』のストーリーがムービーが始まって、ドラマには出てこない登場人物が出てきて…死刑囚のような服役囚が主人公で、護送されてるのね」

「老警官が出てきて、『お前はやってないんじゃないか?』みたいなことを言われて。そうすると、選択肢が4個出てくるんですよ。それを選んでいって、その選んだものによって相手の受け答えが変わって、ストーリーも変わっていくんです。多分、俺らが一番最初にやってたようなPCゲームで、俺が高1の頃にやってた『コイサンマン』と同じような(笑)要は、4択で進んでいく、アドベンチャーゲームみたいなんですよ」

「『お前、本当はやってないんじゃないか?』って言われて、『1) 俺はやってない!、2) ……、3) なんでそんなことを言うんだ?』とかって選択肢があって。3) なんでそんなことを言うんだ?を選ぶと、『何人も護送してきたが、基本、"俺はやってない!"って叫びまくるが、そういう奴はやってるんだ』って話から入っていって。そういう話から始まって」

「そこから、車が事故る/事故らないってことになっていって。俺が選んだ分岐では、事故って、とにかくゲームやる人だったら、『それ古くない?』ってシステムなんですよ。画面に映ってるものにカーソルを合わせて、"調べる"、"とる"のボタンを押す、みたいなのを延々とやっていくだけなの」

「あとは、とっさにくる分岐を選んだりして。その分岐が、急を要するならバーが短い、みたいな。相当古いシステムのゲームだと思いながらやってて。結局、そのシナリオが面白いくて。生き残った人間が、多少いて。その人間たちとピンチを切り抜けて行こうって感じなんだけど、人間関係のギスギスのみで(笑)」

「たとえば、自分が食料を管理する係になって、8人が猛烈にお腹減ってるときに、クラッカーが3つしかないのを、誰と誰と誰にあげるのかみたいなのを選ぶのよ。選んだときに、もらえなかったやつが、『クラッカーをもらえなかったことを心に刻んだ』みたいのが必ず出るの(笑)」

「誰が感謝した、恨みを持ったってヤツが、延々と出てきて。それが、何かを選ぶたびに。シビアな、2人いっぺんにゾンビに襲われてる時に、どちらを助けるかっていうんで、必ず片方のヤツに延々と恨み言を言われるんですよ(笑)助けなかった派閥のヤツに、延々と恨み言を言われるってシステムで」

アメリカのゲーム独特な特色

「4つのコマンドの中に、やっぱり俺はアメリカ人じゃないから、『……』っていう、黙ってるっていうコマンドがあるんだけど、だいたいそれを選んじゃったりして。そんな角の立つようなことを言わなくて良いじゃんってときは、『……』を選んでたんだけど、必ず『意見を明確にしなかった』ってことで、全員がイヤな気持ちで受け止めるみたいな(笑)わざわざ、言う?お前のせいだ、とか。『このピンチが起こったのは誰のせい』みたいなのを、『こいつが悪い』って言うと、必ずヒドイことになるから、俺からしたら『まぁまぁまぁ…ちょっと俺の肛門のかくし芸見てみる?夏みかん出すから…じゃあ、俺からね。バッバッ!…4人死んだけどいいか!』って(笑)そのコマンドは無いから」

「やっぱりアメリカのゲームだね。そこで意思を明確にしなかったことで疑いを抱かれている、みたいなことをスゲェ言われたりするの」

「移植が雑なところもあって。日本語訳が雑なんだよね。本当は、俺からしてみれば英語で喋ってるところは字幕が出るんだけど、吹き替えてくれた方がレスポンス的には、全部のタイミングを調整し直してるわけではないから、おかしいわけ。厳密にいえば、日本語の動詞とか目的語の順番も違うから、英語版と同じ難易度にするためには、相当気を使った和訳で音声を吹き替えて欲しいんだけど、そういうわけにもいかないからね。割りと雑に、喋るちょっと前に字幕出ちゃったり、字幕の改行が『そこで改行するの?』って雑さはあるんだけど」

「これがなんで日本になかなか来なかったか、っていうと、つまらないからってわけではない。移植にスゲェ時間が掛かったとも思えないのよ。その和訳の雑さからすると。ただ、やってくと…CEROがZ指定になってて、18歳未満には売れないんだけど、まぁ残酷なのと、そのまま訳しちゃったんだろうな、アメリカンジョークって感じのところがあって」

「子供を連れてて、グループの中に親子関係や兄弟関係の人もいて。子供の目の前で、ゾンビになりかかってる人を『殺すかどうか』って選択肢も出て。その人の家族もいるわけよ。当然、その家族は『殺さないでくれ』って言うんだけど、そうじゃないグループのヤツは、『ゾンビになってしまうから』って言うわけ」

「結果、俺の選択肢のせいか分からないけど、キレた奴がデカイ岩塩で頭を潰すんです。家族の前でそいつが死ぬシーンがあって。まぁその…ここかって。日本語版の発売が遅くなった理由は。あんまり日本のゲームで、そこまでのシーンはないだろうって。結局、18歳以上の分別のある人向けにはなってるんだけどね。相当なシーンもあって。『それ、大丈夫?』っていう心にガンガンくるシーンがあるの」

「『アメリカ、キてんな…』って思うこともあって。PS3ではトロフィーって制度があって。到達したことで得られる勲章みたいなトロフィーがあるんですね。たとえば、サカつくでは初優勝すると銅メダルみたいなのが出て、『トロフィー獲得。Jリーグ初優勝』とか。やったことがちょっと出るトロフィーがあるんですね」

「その家族の前で、デカイ岩塩の塊を落として顔面を潰すってシーンにトロフィーが出て、『塩分過多にはご用心』ってギャグが出るんです…凄くない?(笑)そのギャグ?っていう。さすがに笑えないでしょ。シーンってしてる時だよ。その所業の前でうわぁ~ってなってる時に、『塩分過多にはご用心』だって(笑)トロフィーもらうことじゃねぇだろって」

「ゲームって、自分のなってみたい宇宙飛行士とか、プロ野球選手になったりする中で、『人間関係ってイヤだな』ってことをそのゲームでシミュレートしてるんだけど(笑)その人間関係ってイヤだなってことと、古いゲームシステムでシンプルだからこそ、まぁ脚本が面白いと面白いんですね。ただ、雑なところもいっぱいあって。俺が飛ばしちゃったところが、フリになってるところもあって」

「『ウォーキング・デッド』を観てる人だったら、やってみたらどうかなって。とにかくちょっと変なゲームで。こういうゲームだから、リアルにしたらいいかと思うと、わざわざ3DCGをアメコミタッチにしてあったりしてて。アメコミタッチだから故に陰惨なシーンが突き刺さるところもあるんだけどね」

「チャプターが終わると、次回予告みたいなのが始まって。テレビのエピソード形式みたいな感じになってるのも、止めどころがあって面白いんですよね」

「ただ、出てくるキャラクターが『こいつ、ショッペーな』ってヤツも出てきて。日本語訳が難しい理由はちょっと分かるようなしょっぱさの人もかなり出てて。今、やるゲームがない人にはオススメですね」

ネットワークを利用した試み

「脚本がしっかりしてるから、ゲームシステムが古くてもシンプルで面白いし。古いんだけど、ネット対応もしてて。でも、やってる限り、ネット対応な部分無いじゃんって思ってたんだけど、1エピソード終わるたびに、『答え合わせ』みたいなのが出て。主要な『誰を見殺しにした』とか、『あの時に食べ物を盗んだ』とか、全世界のプレイヤーの何%が俺と同じ答えを出してるか、みたいなのが出るのよ」

「俺の目の前で岩塩で顔を潰された人が出たのを、うすらぼんやり見てる人は、全世界で13%なんだ、みたいな(笑)そのことに対して、『俺は世界的なボンヤリなんだ』みたいな(笑)今のところ、ネット対応してるなってところは、ただそれだけなんだけど、なんか面白い試みだなって思って関心しましたね」

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