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伊集院光「もはや映画のゲーム『BEYOND:Two Souls』」

2013.10.29 (Tue)
2013年10月28日放送の「伊集院光 深夜の馬鹿力」にて、『Beyond: Two Souls』について語っていた。

Beyond: Two Souls (PS3) (輸入版)

伊集院光「『Beyond: Two Souls』っていう、PS3用のゲームなんですけれども。…これがね、『HEAVY RAIN(ヘビーレイン) -心の軋むとき-』っていうゲームを出している会社で(伊集院光「HEAVY RAIN(ヘビー・レイン)にハマる」)」

「登場人物が、パックのオレンジジュースを出して飲むのに、冷蔵庫を開けるのをレバーで1アクションして、沈殿した成分を混ぜるために振るのに、コントローラーを振って、しかもジュースをコップに入れるのに、コントローラーをいい感じに傾けてジュースを飲めるっていうゲーム」

「今回も、そのスピリット生きてて。『ちょっと前、やりすぎたな』っていうのがあるみたいで、ボタン1つとかレバー1つでなんとかなるようになってるんだけど、『ここがキモ』ってところでは、結構、面倒くさいことをやるんですよ」

「そーっとガラス窓を跨がないといけないときとかは、Lボタンをずっと押してるとやっと右足が動いて、右足の体重移動が終わったら、Rボタンを押してると跨いだ、とかあったり。ちょっと物を飛び越えるときに、コントローラー自体を振らなきゃ飛び越えられなかったりとか」

「彼氏が泊まりに来るから、チキンカレーを作るって時に、やたらに面倒くさいの。チキンカレー作るだけなのに。野菜を切るとか、スパイスを振る、みたいなのも、どのスパイスを入れるか選んで、コントローラーをずっと振り続けるワケ。延々と振り続けられるけど、恐らく、あんまり振りすぎると後でしょっぱいって言われるのかわからないけど。どうでも良いことがいっぱいあるんですよ」

「でもこれが、やればやるほど、前のゲームもそうだったんですけど、このキャラクターと少女のキャラクターと俺が一体になるっていうか。『これは俺なんだ』っていうことを、分からせる。体に染み込ませる感じっていうのかな。急いでいる時にコショウを振らなきゃいけないってケースも(笑)ネタバレになりますから、無いことを言ってますけど(笑)」

「『Heavy Rain』でも、登場人物へ(の感情移入を)染み付かせるために、やってるのね。鍵を取り出す、自動車に挿す、鍵を回すっていう、3アクションをバラバラにやらなきゃいけないの。鍵を回すためには、アナログコントローラーをグッと回さなきゃいけないし」

「そういうことをやることで、『俺はこいつなんだ』っていう感じがしてくるから、急に敵に追いかけられてエンジンを掛けなきゃいけないって焦り方が、『ゲーム上で焦ってる俺と、操作を焦っている俺。エンジンが掛からないところの恐怖』みたいなのがここで一体になるんだってことがあったんだけどね」

「今回の『Beyond: Two Souls』は、その感じがここまでやるかってところまできてて。主人公は、自分には"エイデン"って精霊がついてて、そのエイデンが自分の周りで色んな悪さをする、ポルターガイスト現象が起きるっていう少女で」

「映画っぽくて良いなって思ったのは、『本当に精霊がいるの?』『それとも、こいつが超能力者で、その孤独が生み出してしまったのが、エイデンって存在なのか』と。自分の超能力が制御できないだけなんじゃないか、と思ったり。もしくは、本当に精霊がいるのか、と」

「女の子を操作してると、しばらくして、エイデンも操作しなきゃいけない。そのエイデンを操ってると、自分は浮遊している霊体みたいなヤツなんだけど、ガラス窓とかにロックオンできるところがいくつかあるの。ロックオンしたところを、コントローラーで手前に倒してタメて、離すとデコピンじゃないけどパーンってやるんだ」

「それをやるとガラスにヒビが入ったりとか、その辺にある棚が倒れたりするんだけど。そのエイデンモードから、いくつか行動をしないと、解除できないんですよ。なんかやらなきゃって思って、とりあえずコップを弾き飛ばして。それでお女の子を操作するモードに移行しないから、窓ガラスをやるんですけど、力の入れ具合で、ガラスが割れて大騒ぎになったりするの。その時の、制御できない感というか、自分がエイデンとして女の子が困ることをしてるって、女の子自身がやってることではなく、エイデンがやってるって感じがするんですよね。意地悪するのも俺、困るのも切り替わった女の子。その混乱した感じに自分が巻き込まれて」

「よく出来てるのは、オープニングから何十年も前の子供に戻って、その後にオープニングの直前にいってっていう感じがよくできてて。昔から、映画の中のキャラを操作してるみたいなゲームができたらいいなって思ってたけど、そういうゲームって、まず面白くなかったんですよね。それがついに、その感じがきたなって思って」

「操作が面倒くさいと思うかどうかっていうのが、凄く大きくて。その頃合いって人それぞれ違うと思うのね。俺が中学生とかだったら、ゲーム買うって凄いことじゃん。そうなったら、『遊び尽くさなきゃ』って思うじゃん。でも、今やイタズラに総金歯じゃないですか(笑)チンチンがとうもろこしみたいに真珠が入っちゃってる状況じゃないですか…だったら、仮性包茎を治せよ(笑)」

「序盤で面倒くさいって思うか思わないか、ギリなんですよ。『The Last of Us (ラスト・オブ・アス)』は、面倒くさかったんです。『ちょいちょい操作させるんじゃねぇよ』っていうのと、朝起きたら街がゾンビだらけになってて、なんらかのウィルスがパンデミックで伝染してますよ…どうしますか?ってゲームだから、『最近、流行りのヤツじゃん…好きだなゾンビ』ってなっちゃったのがあって、なかなか入れなかったの。やることなくて、プレイしてたら面白くなってきて」

「アメリカのゲームで主流になりつつあるのかなぁって思うんだけど、無駄な操作をやってるウチに、『俺は主人公』っていうのがシンクロしていく。このゲーム、中盤から噛まれたら感染するゾンビというか、気持ち悪い怪獣が溢れて。それぞれ生き残った人が集まって暮らしてるんですけど、ギャングの集団とか、暴徒と化した人たちみたいなコミュニティに行ったり、逆にそういうところに行くと襲われることが増えてくるの。そうなると、最初のウチはゾンビをやっつけてるけど、そのうち、ゾンビをやっつけなきゃならないし、結局、仲間になれると思ったら、そいつも俺らを襲うから、そいつらも倒さなきゃならない」

「しばらくやっていくと、人間を倒す比率がスゲェ上がっていくの。最後の方になると、『お前、人間を殺してるけど』ってメッセージが出てくるの。『ゾンビとか関係なく、人を倒してるけど分かってる?』っていうことを言われるの。その時に、シンクロしてる分だけ、ハッとさせられるの」

「『Beyond: Two Souls』はまだ最後までいってないですけどね。これからどうなるか分からないけどね。サカつくに飽きたらやろうかな、と」

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