2008.08.20 (Wed)
キサラギ−期待値と現実
・観ようとした理由
友人に勧められたから。「亡くなったアイドルの一回忌に集うファンたち」という設定にも惹かれた。
・期待値:75点/100点
ソリッド・シチュエーションのコメディーと聞かされていたため、「12人の優しい日本人」のような感じになるのではないか、と予想していた。事件の真相を追う、といったことから、何人かの主張やそれぞれの見識があり、最終的に一つの結論に達するのではないか、と考えられた。
・現実:80点/100点
舞台設定のせいなのか、演出もあるのか分からないが、なぜだか中途半端な舞台演劇風な芝居に(悪く言えば大げさな演技)違和感を覚えてしまった。また、冒頭から謎の提起シーンまでが長く、少しダレてしまった。
だが、中間からの展開やテンポの良さは小気味よかった。それぞれの人物背景や「集った理由」が次々と明らかになっていくのも非常に面白かった。結論に達する過程も、「これ以外にありえない」といった進み方ではなく、「こう考えることもできないか」といった様子にしているところも好感がもてた。
もちろん、コメディタッチであり、「そんな結論なのかよ」と客観的に考えればそう思ってしまうかもしれないが、そうは思わせない工夫がしてある。「責任を転化したがるのではなく、責任をみんなでどう共有するか」といった、ファンならではのような心理も面白い。この結論を受け入れられるかどうか、そこにこの作品の評価のキモがあるように思う。
・お勧めする人
ソリッド・シチュエーションものが好きで、飽くまでコメディと割り切って観られるならお勧め。
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