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2008.08.20 (Wed)

ダークナイト−期待値と現実

あらすじ

観ようとした理由
「バットマン ビギンズ」を観て、楽しめたから。前作は、単に「正義のため」と、割り切って悪に特攻していく勧善懲悪ものではなく、苦悩するヒーロー、というのが印象的だった。

・期待値:85点/100点
一見、アクション物といった感じだが、内省的な感のある前作のように、今回も悪に立ち向かう一方で苦悩するヒーロー、といったものを求めていた。単なる明るいヒーロー物ではなく、ジョーカーにスポットを当てた、ノワールのようなダークな感じを期待して観にいった。

・現実:80点/100点
冒頭からスリリングな展開で、飽きるところがない。かなり150分を越える長い作品だが、最後まで引き離さない魅力がある。期待していたものとあまり解離はなかったと思う。

一方で、「ハリウッド映画のお約束」といったものをきちんと踏襲している感があり、あまり「(良い意味で)裏切られた」といったものがないのも事実である。良い意味でも、悪い意味でも期待通り、といった感じである。二艘の船に仕掛けた罠のシーン、ジョーカーがバットマンに二者択一を迫るシーンなども、まさにその通り。しかも、少し「やっつけ」感を感じてしまった。

全体的に、「強いアメリカ。世界の警察を自負するアメリカ」といったものを打ち出しているようにも思う。多少の犠牲やむなし、それよりも悪に対峙して戦うことが必要なのだ、といったメッセージがある作品のように思う。

日刊サイゾーの批評文にもあったが、

国内の映画ファンの期待は高く、前売り券も良く売れていたが、オープニング2日間の成績は動員24万8167人、興収3億3318万4700円(先行上映の数字を含む)。実はこの成績、前作『バットマン・ビギンズ』(興収14.1億円)の114%にすぎない。『バットマン・ビギンズ』は渡辺謙が出演していたこともあって、興行では案外健闘した印象なのだが、『ダークナイト』の最終的な興収はこれを下回る可能性が高い。

全米では、最終的には5億ドル(550億円)近辺の興収が見込まれているから、何と日本ではそのたった3%以下しか稼げない計算になる。『

ある意味『ダークナイト』は、『日本では当たらなかった』と言うよりは、『全米で異常なまでに当たってしまった』と言うべきなのかも知れない。


アメリカで当たって、日本ではそれほど…といった興業収益なのは、そのメッセージ性の受け止め方の違いや、典型的なハリウッド的なストーリー展開にあるのかもしれない。
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