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2008.08.20 (Wed)

バタフライ・エフェクト−期待値と現実

あらすじ

・観ようとした理由
おおむね、ネットでの映画批評でも好評であったり、TSUTAYAの「年間ベストDVD・コーナー」でもベスト3に入っており、観ておいて損はないだろう、と思われた。さらに、『観よう』と思うときに限ってレンタル中であり、たまたま借りられたということもある。

・期待値:85点/100点
「過去に戻ることができて、そこで別の選択肢を選ぶことで現実を変えることができる」という能力が作品のキモであることは知っていた。また、タイトルの「バタフライ・エフェクト」も、カオス理論を端的に表したバタフライ効果(ブラジルでの蝶の羽ばたきが、テキサスでトルネードを引き起こす可能性もある、といったもの)のこと、というのも予備知識としてあった。

この二つから、過去を変える→現実が思わぬ方向に変わる→また過去に戻って変える…といった流れなのだろう、と予測していた。

果たしてどんな「道具」や「シチュエーション」によって過去に戻るのか、気になっていた。もちろん、こうした設定がどう活かされていくのか、期待は膨らんでいた。

・現実:70点/100点
過去に戻って、もう一度選択肢を選びなおしたい…そうした欲求をみたしてくれる作品ではないか、と思う。選びなおした後、想像では全てが上手くいくことを考えている。だけど、選択肢を選びなおしたところで、人生はそれほど都合の良いものではない、と気づかされる。

最初は、ドラえもんチックな設定で、「ほんわかとした青春物」を想像していた。だが、中身は全く異なっている。子供の頃に抱いた「危険なザワザワとした感覚」を呼び起こされる。また、家族における非常に重いテーマが描かれている。とてもじゃないが、軽い気持ちで観てはいられない。

ラストの手前あたりで、主人公が選んだ選択肢に、果たして理解や共感ができるかが、この作品の評価につながると思う。私は「さんざん引っ張っておいて、結局、それなのか…」と思ってしまい、あまり共感できなかった。

・お勧めする人
誰でも、観ておいて損はないと思う。
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