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伊集院光「ドロドロな愛憎劇過ぎる特撮ヒーロー『イナズマン』」

2013.03.20 (Wed)
2013年03月18日放送の「伊集院光 深夜の馬鹿力」にて、子供の頃に観ていた特撮ヒーロー『イナズマンF(イナズマンF(1) / イナズマンF(2))』について語られていた。イナズマンF(1) [DVD]

『イナズマンF(フラッシュ)』は、1974年(昭和49年)4月9日から同年9月24日までNET系列で、毎週火曜日19時30分から20時00分に全23話が放送された、東映製作の特撮テレビドラマである。

伊集院光「イナズマンF(フラッシュ)は、今観てみたら、超重いの。イナズマンも、1クール、2クールあって、その後にテコ入れで3クール目がイナズマンFで。イナズマン自体は変わらないのに、敵の組織が変わるのにタイトルが変わるのはちょっと分からないよね。後に、ドラゴンボールがドラゴンボールZみたいになるのとあんまり変わらないんだけど」

「イナズマンなんだけどね、ストーリーが恐らく当時、東映の新進気鋭の監督が本編の映画が撮らせてもらえない中で、だけど特撮映画を撮らせてもらえるってことで頑張っちゃってて。話が異様に暗いっていうか。敵がデスパーっていうんだけど、デスパーたちに家族を殺されてしまって、いつか復讐してやろうっていう女性と男性がいて」

「そのカップルが貧乏アパートに暮らしてるんだけど、女性が『もうコツコツやってる場合じゃない…私、デスパーに入る』って言って。男性は『お前、アタマ大丈夫か?』って言うんだけど、スナイパーになって、デスパーの中で偉くなってデスパーの首領のすぐ側までいける立場になって、そいつを裏切って倒すっていう計画を立てるの」

「それで、そのデスパーに『私は腕が立って、有能なスナイパーです』ってことをアピールするために、まず、そのデスパーに楯突いてる恋人を撃つところから始まるの(笑)恋人を狙撃するところから始まるんだけど、それ、子供的にはキツくない?(笑)」

「その後、イナズマンも撃とうとする。その計画を任されて、最終的にはイナズマンを追い詰めたところで、デスパー一味に『お前の目論みなど全て分かっていた。利用していただけだ』って言われて、酷い目にあわされるんだけど、最後には、そのスナイパーが死ぬ寸前で撃った銃弾でイナズマンを助ける、みたいなストーリーなの。これが多分、一番明るいヤツで(笑)」

さらに、以下のように語っていた。

「敵の怪人が、仮面ライダーとかだったらクモ男とか居たでしょ?あと、V3くらいだと二つのものを掛け合わせたハサミジャガー、テレビバエみたいな怪人が出てた中、"ギロチンデスパー"っていう、モチーフがギロチンなんだよ(笑)」イナズマンF(2) [DVD]

「そいつは、一般人をギロチン機能で殺してしていくから。いっぱい血だらけな首が転がってるの。大丈夫なの?(笑)そのギロチンデスパーの回も、女絡みなんだけど、ヨーロッパでケシの花が大量に咲くっていう。その花を撲滅しなきゃいけないっていうんだけど、その花が一夜にして消えてるんで、どうなったんだろうって思ってたら、そのデスパーの女マジシャンっていうヤツが、その花のエキスを日本にバラマキに来るっていうストーリーなんだけどね(笑)」

「その女マジシャンと戦っている内に、イナズマンが『コイツと子供の頃に会ったことがある』って言い出して。そしたらなんか、子供の頃にヒドイイジメを受けていた女の子がいて、その子に唯一心を許していたのが人間の頃のイナズマンで。一緒に砂のお城を作って遊んでいたら、イジメっ子がいっぱい来て、砂のお城を壊されてしまったりして。最終的に、その子はお父さんがアメリカの軍人だから連れてアメリカに行ったきり会ってないんだけど」

「アメリカで荒んだ生活を送っていて。アメリカでお父さんがすぐに再婚して子供ができたから、邪険にされて、結局、流れ流れてデスパーに入ったみたいになってるの。そのストーリー、要る?(笑)怪人のそういう細かい履歴、要る?(笑)」

「最終的に、その女マジシャンもイナズマンが幼馴染だって気づくの。モチーフが童謡の『赤い靴』になってるんだけど、その女マジシャンは死んじゃうんだけど、『悪いのはあの城を壊したイジメっ子たちだ』みたいなことを言って、静かに終わっていく、そういう感じの話なんだけどね(笑)」

「あと、家出娘が新宿の街で悪の軍団に綺麗な洋服を買ってもらって、『ウチで働きなよ』って言われて、悪の軍団を良いものだと思って…重すぎるだろ、それどう考えてもって(笑)」

「圧巻だったのは、当時、東北から出稼ぎにきたお父さんたちが東京で蒸発って事件が起きてたと思うんだけど、蒸発してる人たちの一部は、デスパーに怪人にされてるって設定で。しかも、サイボーグで怪人にした蒸発てたお父さんを、都内に連れてくる時に、検問に引っかからないように、一回殺害して、棺桶に入れて霊柩車で運搬するの。このサイボーグにされたお父さんたちを」

「特殊なガスを吹きかけると再生して、戦闘員になるんだけど、霊柩車が事故ったかなんかして、まだ生き返る前のお父さんが病院に運ばれて霊安室に安置されるんだけど、そこに亡くなったお父さんを訪ねて小学生の息子が来るの。それで、怪人によって生き返らされて、イナズマンと戦うんだけど。息子からしたら、目の前でイナズマンに倒されてしまうっていう…アレ?っていう。こんなんだったっけっていう(笑)」

「終わりも、イナズマンの相棒みたいな仮面ライダーでいうおやっさんみたいな人が『蒸発している出稼ぎ労働者たちが全てデスパー怪人にされているとは思いたくないが…』って感じで社会派みたいなまとめをしていくのね(笑)何、コレっていう(笑)」

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