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2008.05.10 (Sat)

バーテンダー 『Glass07 スーズの記憶』

あらすじ
三松商事の下請け企業である吉田機械。その吉田社長が宴席を設けた。その理由は、20%のコストダウンを三松商事に要求され、それをあと半年だけ延ばしてもらうことのためだった。だが、三松商事の早瀬代理部長はその要求を飲まなかった。

話は平行線のままで、早瀬たちはバー『ラパン』に向かった。元々同僚であった吉田は、頭を下げた。だが、早瀬は「自惚れるな。20%といえば2千万にあたる。君が頭を一度下げれば、2千万の価値があるのか。私はそういう情でビジネスを動かすのは大嫌いだ」と一蹴する。

2杯目を頼む早瀬に、いつもバーで飲む流れを言ってのける佐々倉。初対面と思っていた早瀬は、当然、驚いた。だが、8年前に一度、佐々倉の店に早瀬はやってきており、その時のことを覚えていたのだという。

そんな早瀬に、佐々倉は初めて出会ったときのことを話し始める。

カクテル:スーズ・ギムレット
スーズ 3/4 コーディアルライムジュース1/4
これらをシェークしてグラスへ。

スーズは、ピカソが愛した酒だった。友人カサヘマスが自殺し、貧困と孤独の中で苦しんでいたピカソ。スーズは、野生のゲンチアナ(リンドウ根)をベースにした輝くような黄色のリキュールである。そのスーズに、ピカソは出会った。

それから沈鬱な「青の時代」から、やがてピカソの絵もスーズの色と同じように明るい輝きを取り戻していく。

セリフ
人は変わる。だから酒の味は変えるな。
そうすればお客様がバーに来たとき、昔の自分に会える。

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