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伊集院光が語る「プレゼント選びで必要なこと」

2012.11.21 (Wed)
2012年11月19日放送の「伊集院光 深夜の馬鹿力」にて、誕生日プレゼントをはじめとする、プレゼントを選び上でのポイントについて語っていた。

伊集院光「お誕生日プレゼントだけでなく、プレゼントってセンスじゃないですか。僕の中で、お誕生日なんかこなきゃいいのにって思ったのは、11月7日にお誕生日ですから、そのあとの放送が1回あったのに、なぜ話さなかったのかっていうと、人からいただくものに関して、あーだこーだって言う卑しい作業みたいなやつを、ただでくれるもんですから、それに関して『あいつのセンスが…』っていうのがいかがなものかなっていう、そういうのがあったんですよ」

「だから、これは腹におさめておこうかなって思ったんですけど、日が経つたびに、『それにつけてもねぇよな』っていう意識がありましてね。僕は縦社会の序列が厳しすぎるところで育ちすぎたせいで、それを今時の後輩にもどうやらちょっと厳しく思っちゃってるところがあるのかなっていう」

「それは差っ引いて考えないとね。僕がそういう修行をやってた25年、四半世紀前のことなんだから、差っ引かなきゃいけないなっていう。…それにしてもねぇんじゃねぇかな(笑)っていうのがずっと繰り返されてまして」

「これ、微妙なんですよ。『伊集院、何文句言ってんの?』ってことにもなりかねない、ちょっと諸刃の剣のところがあるから、先週はおさめたんですね。それで、火曜日あたりは言わなくてよかったなって。俺の懐の狭さみたいなものも、この番組のリスナーに知らしめることになっちゃうから、良かったなって思って」

「木曜日あたりに『それにしてもこれはないんじゃねぇか』ってなって。このトーンだと、ハードル上がっちゃうのが、もらったものが部屋の片隅にあって、何か作業してると、目が行くわけ。そのたびに、どんなに楽しいことも一回、止まるっていう」

「DVD観てて、映画を観てて。結構、良いシーンなのに、横の奥のところに隅が見えると、ちょっとテンション下がる、みたいな。みんなの冷静な判断が欲しいんですよね。この愚痴は、構成の渡辺くんには、イヤってほど言ったんですけど」

「お誕生日のプレゼントを、単独でくれる後輩と、野球をやってる仲間では、仲間全体でくれたりするんですけどね。でも、たまたま、河野かずおってピン芸人は、単独で。河野かずおくんは、梨をくれたんです。それで『なんなの?この梨』って訊いたら、『伊集院さんが秋の味覚で何が好きかっていうと、梨が好きだって話をよくするから、だったら、今年一番、この時期に手に入る梨で、ネットの評判が良いのはどの地域の梨かっていうのを調べました。僕らお金は無いけれど、梨の最高限なんっていうのは決まってますから、どこの梨が豊作かっていうのが結構出てきたので、その梨を買ってきたんですよ』って言われて」

「僕の一番、好みのタイプのヤツなんです、これが。値段は高くないが、知恵を使った、みたいなのが入ってる。しかも、俺が訊いて初めてアピールするっていうのが、その感じがベストなんです。河野くんは、ずっと付き合ってこのかた、お笑いの能力は全く上がってないですけど、水商売で鍛えられてますから。河野くんは、指名制の男版のおもしろホステスみたいな仕事をしてますからね。ホストとは違うんです」

「トークでお客さんを盛り上げて、男のお客さんが『河野、このテーブル付けよ』って言えば言うほどお金が貰えるシステムで揉まれてきてますから。俺のことを、やや太い客って扱いなんです(笑)」

さらに、以下のように語っていた。

「それで、プロデュサー/ディレクターの池田は、すっごい前に僕が、レーザーディスクで、デビッド・リンチの監督した舞台のプロモーションビデオみたいなのを手に入れて(Industrial Symphony No.1 注:単体では、VHSとレーザーディスクしか販売されてない)、それが僕、すごい好きで。それは、デビッド・リンチの作品だって知らずに、なんとなくジャケ買いしたら、凄い気持ち悪くて面白い、あんな感じの舞台を映した映像で。それがすごい面白くて。それを池田にも観て欲しいんだけど、レーザーディスクを輸入してた会社も無くなってるし、俺のレーザーディスクもかなり傷がいっちゃってる。さらには、レーザーディスクのプレーヤー自体がない。それがDVDで出てないかなぁって話をしてたのを覚えてて」

「プロデューサー/ディレクターの池田は、英語が堪能だから、海外で探して。どうやら海外では、デビッド・リンチのDVDボックスの中に入ってるらしいの。似たようなDVDボックスは日本でも発売してるんだけど、恐らく、そのレーザーディスクを出した会社が権利関係でどうなってんのか分からないんだけど、日本のDVDのシリーズには無いの。それを池田はわざわざ11月7日に間に合うように、海外のサイトから取り寄せてくれて俺にくれたの」

「それで見たら、セリフはほとんど無いんだけど、なんかちょっと違和感がある。違和感があるのは、俺が日本語の字幕で見てたからかなって思ってたけど、ブックレットを見てたらなぜかイタリア版なのよ。池田はネットサーフィンでたどってたどっていったら、いつのまにかイタリアの通販サイトにアクセスしてることに気づかないってすごくない?(笑)」

「イタリア語版でも関係ないからね。もともと英語でも言葉が分かるわけでもないし。その上、英語もほとんど出てこない。変な感じの雰囲気だけあるもんだから。珍しく『池田ありがとう』みたいな感じになって」

「その一方で…全員で野球チームがお金出して買いました、って代表でさ、ガリベンズの矢野くんっていうのが買ってくれたんだけど。どうやらみんなからお金を集めてこのガリベンズの矢野くんってのが見繕ったらしいの。俺はそれも気に入らないのが、ガリベンズの矢野くんっていうのは、とにかくセンスが無いの。とにかくすべてのことにセンスが無いの」

「『伊集院さん、お誕生日おめでとうございます』って、野球の日に、しかも今シーズンの最終戦の日に、試合前に『みんなでお金出し合って買って来ました』って。試合前だから、開けられないでしょ。ベンチで開けるのもなんだから。それで、『何なの?これ』って言ったら、『びわゼリーの詰め合わせです』っていうの。今、ガラスの向こうでハテナ出してるけど、『なんで、びわゼリー?』ってなるでしょ?」

「俺も普通に『なんで?』って訊くよね。『なんで、びわゼリーの詰め合わせなの?』って。『いや…これがいいかなって思って』って。『うん、うん、うん…だから、なんで?』って(笑)何かなるでしょ?俺が日頃からびわが好き、ゼリーが好き、びわゼリーが食べたいって言った、もしくはたとえば『仕事先でびわゼリーを食べたら、あまりに美味しくて』とか。あとは『自分の故郷はびわゼリーの産地で』とか。たしかに、桃太郎電鉄で、びわゼリー買える駅あるじゃん。ということは、どっか名産があるから、そこの出身で、とか」

「あとは、『今まで隠してたんですけど、僕、びわゼリーなんです』とか。『僕、ちょっと日本人離れした顔立ちでしょ?おじいちゃん、びわゼリーの血が入ってるんです』みたいな、それなら分かるよ。何の理由もなくびわゼリーの詰め合わせを、お誕生日のプレゼントに、草野球のグラウンドで渡される感じね」

「その時は野球もあるから、何なの?とは思うものの、『あ、はい…』って感じで持って帰ったんだけど、その後、3時間に一回チラ見するんだけど、『なんで、びわゼリー…』『なんで、びわゼリー…』『びわゼリー、なくね?』って」

「その日の夜、ちょうど現行の締め切りがあって、野球で別れたあとに、構成の渡辺くんが来るわけよ。その時点で、何度も見るたびに、三割増しぐらいで、びわゼリーに苛立ちが出てくる。『さっきもらったら、びわゼリーなんだけどさ…なんなの?びわゼリーって』って」

「日頃の関係性のなかに、何も関連もないっていうのは何なの?っていう。会社同士のお付き合いでのお中元、お歳暮の類でもちょっと違うよね。何か関連のあるものでしょ?何のデータもなく持ってこないでしょ。ずっと腹立って」

「構成の渡辺くんに、また説教モードですよ。若手も人数居るから、その若手に直接文句言えないから。あいつら、結託して俺の悪口を言うに決まってるから。『あいつは、素直にびわゼリーも受け取れない器の男だ』ってことになるじゃない?『びわゼリーのオレンジさ、揺れ等を楽しむことが一切できない男だ』って噂を立てるに決まってるんだよ。あいつらなんか」

「だから、あいつらには文句言えないから、渡辺にだけ『そもそも、贈り物っていうのは、相手をどう思ってるかって評価なんだよ』って言って。そしたら『はぁ…』って。『びわゼリーを俺にあげる理由が全くない。理由がないけど、たまたま行ったら、"なんかびわゼリーだから"って、なんかびわゼリーだからっていう発想自体が、俺をなんとも思ってない。そういうことだとは思わないか?』って」

「『たとえば、俺が誕生日のプレゼントをもらうときに、肉のかたまりをプレゼントしてくれたとしたら、そいつは俺のことをただ食いしん坊としか思ってない。"伊集院さんのお好きそうなお肉がこうです"とか、"伊集院さんが先日、こういうのがお好きだとおっしゃってたので、こうしました"じゃなくて、ただ単に肉のかたまりを寄越すバカがいるから、それは俺のことをただ食うタイプとしか思ってない。何も敬意のない奴のプレゼントだろ?』って言ったら、渡辺は『はぁ』って言って。それでイヤな顔してたんですよ」

「俺が最初思ってたのは、『なんでガリベンズ矢野たちのことで、俺が怒られてるんだよ』って不満なのかなって思ったの。『いや、こういうのは大切なことだぞ』ってかぶせ始めたの。『"日頃、伊集院さんのこういう面を尊敬してます"とか、"こういう面をお世話になってます""伊集院さんといて、こういう面が分かりました"って、物をあげて出費は痛いかもしれないけど、お前らのチャンスなんだからね!』って言ったの」

「そしたら、渡辺くんが泣きそうな顔でカバンから出してきたのがさ、肉のかたまりなんだよ(笑)こいつ、結局のところ、俺のことを食うやつとしか思ってないんだよ!肉は意外にイヤじゃなかったよ。肉はシンプルでよかったよ。でも、びわゼリーは未だに分かんないんだよ。スベってもいるんだよ!」

「びわゼリーは、『ここは無難にご挨拶を済ませなきゃいけない』って相手には、ベストだと思いますよ。…スベる分には、全然、良いのよ。意思が無いのが、そこに意思が無い、考えないっていうのがダメなんだよ。デパートに行ってご進物用売り場に美味そうなゼリーがあったから、っていうのは、それはないだろうっていう」

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