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伊集院光が語る「大滝秀治さんの訃報」

2012.10.10 (Wed)
2012年10月08日放送の「伊集院光 深夜の馬鹿力」にて、大滝秀治さんの訃報について語っていた。

伊集院光「大滝秀治さんが亡くなったじゃないですか。僕は大滝秀治さんときちんと会ったことは1度しかないんですよ。それが伊丹十三さんが、13作映画を撮った時のパーティーの司会をさせてもらったんです。それで身内の人がいっぱい来た時に、大滝秀治さんが来て」

「それで、伊丹十三監督と話をしているすぐ横にいたんだけど、その時に話をしてたのが、その時点で、大友柳太朗さんっていう、やっぱりおじいちゃんの俳優さんが、伊丹十三さんの『タンポポ』って映画に出て、そのタンポポって映画でものすごい長台詞があるんです」

「それが上手に言えないことと、自分が年をとってセリフ覚えが悪くなってるってタイミングが重なっちゃって、大友柳太朗さんって名優は、タンポポの完成試写をキチンと見届けてから、すぐに自殺なさったんです。その話を、大滝秀治さんと伊丹十三監督がしてて」

「それをみんながどうとるかは知らないけれど、俺もそれをミスリードしちゃうのは嫌なんだけど…凄いプロフェッショナルな仕事の話と、それがたまに人として残酷な部分にいくんだなって思ったことがあって。伊丹さんが言ったのは、『あの長台詞がきついなら、きついって言ってくれれば、他の演出方法もあったんですけどね』ってことだったんです。それで、大滝秀治さんがそれを聞いているって関係性だったんです」

「僕はその時に、大友柳太朗さんが『長台詞が言えないんで、演出を変えてください』って言わないっていうことと、伊丹さんがそれを『ギブアップするって言わないなら、演出を変えない。だけど、そのことで大友さんがそのことで亡くなったのなら、それは受け止めなければいけない』ってことを仰ってて、そのことを若造なりに感心したんだけど」

さらに、以下のように語っていた。

「凄いなって思うのは、その三人ともいないんだっていう。その伊丹さんも、後にああいうことになり。それで、今回に関しては、天寿ってことで大滝さんはこうなって」

「大滝さんで一番好きなシーンは、その『タンポポ』って映画の中で、大滝秀治さんが、すごい大食漢のおじいさんの役で、一緒について来ている若者に止められてるのに、ぜんざいを食って餅が喉に詰まって死にかけるのを、宮本信子さんが口の中に掃除機を突っ込んで餅をとって生き延びるってシーンなんだけど」

「あまりにさ、俺の中では一番の名シーンだけど、人が死んだってニュースの後ろに、これはねぇだろって話じゃん(笑)ジジイが喉に餅を詰まらせて、ガァガァーってなってるなかで、ジジイを逆さにして振り回した上で、口の中に掃除機を突っ込んで、スポンって音がして治るシーンは…それはねぇよなって思ってたら、NHKはそこを流してたね(笑)」

「他の局は昼間に、他のもってる映像を流してたけど。俺が好きなシーンはその餅詰まらせるヤツだなぁって思ってたけど、さすがに不謹慎ってことになっちゃうだろうって思ってたら、NHKは流してたね。だけど、俺の中では、それを流すことはとても良いことだって思ったけどね」

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タグ : 伊集院光,大滝秀治,大友柳太朗,伊丹十三,

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