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伊集院光が語る「24時間テレビの奇祭っぷり」

2012.08.29 (Wed)
2012年08月27日放送の「伊集院光 深夜の馬鹿力」にて、24時間テレビの存在意義について語っていた。

伊集院光「24時間テレビ。これね、最初にはっきりしておきますよ。基本的に、どっちかっていうと僕、24時間テレビは開催賛成派ですよ。賛成派。いろんな意見があるじゃないですか。その偽善であるとか、なんであるとか。あと、どれくらい正しいのか分からないけど、制作費がいくらかかってるのに、結局、集まるお金がいくら、とか言うじゃないですか。あと、タレントがギャラをもらってんじゃないか、とか」

「そういう細かいこととか、全部抜きで考えるとね。ピーク時より下がってるのかも知れないけれど、今回も番組終了時に2億8千万円かなんかの募金が出てるわけでしょ?もう、それでいいじゃん。よくいう、『休んで全部制作費を全て寄付すればいいじゃないか』って意見に関しては、『いや、だから休んだらその制作費を出してくれるところはないから、それはもう机上の空論で、言ったってしょうがないじゃない』っていうところだと思うんですよ」

「僕の理論は、去年も発表しましたけど、『愛と絆が大切だから、やってるんであって、視聴率や募金額とかそういう問題じゃないんですよ』って言い訳をしたからには、一生やれよ、っていう(笑)俺の中では、止めない、止めるの禁止、みたいなところで。ある意味、超賛成派といってもいいでしょう」

「今回の感じは…どこから話したら面白いかなぁ……まず、自分の中で、10 Km走ってみれば良い。これがまぁ、佐々木健介ファミリーからしてみればバカみたいに短い距離なんですけど、僕にとっては、10 Km走るって前人未到の距離なんですよ。だから、マルコポーロですか。東東に行って、インドかなんかみつけてジパングと思っちゃったのは、マルコポーロですかね。アイツ。アイツとおんなじくらいです。アイツがインドみつけたのが、俺で言う7 Kmくらいのところだから、江北橋から千住新橋あたりで『これジパングじゃねぇの』みたいな。わかりにくいんだよ(笑)一回、例え話したあとに現実戻すのって、わかりにくくない?」

「よくあんじゃん。所得水準でいうと、日本人におけるいくらくらいなんだけど、そのいくらっていったらコーヒー一杯が…みたいにやっていくと、いったん、それ尺縮めたやつ、日本のコーヒーの値段を絡めると意味分かんない感じになっちゃいますけどね」

「10 Km走ったんです。ちょっと10Km走るのと馬鹿馬鹿しいことを絡めたことをやりたいと思ってて。1つ、ランニングハイって面白いなぁって思って。ランニングハイの状態で若手のネタを観る、みたいなことと10km走るのを絡めて、1本、テレビ企画を考えたんですよ。それで、さすがに10 Km走れるかどうか分からない状態で始めないと面白くないんだけど、 10Kmを挑んで、5Km走れない、は話にならないから、とりあえずは体力は付けておかなければいけないし、どれくらい走れるかは試しておかなきゃいけないなって思って。それで、ここ最近、ずっとこの番組終わったら走ったりしてるんですよ。それで体力づくりしたりしてるんです」

「これが 3Kmイップスっていうか、精神的なイップスにかかっちゃって、『今日は4 Km走ってもいいように』ってスタートするんです。それで、体力はついてきてるから、3 Kmのタイムは少しづつ縮まってると思うんですよ…縮まってるっていっても、徳光さんの時にも思ったんですけど、北斗さんが最後ぐらいに膝がメチャクチャ痛くて、両膝痛い、古傷は完全に再発してて、北斗さん自身が60 Kmとか走ってると思うんですけど、そのラストの3 Km、武道館の最後のあたりで、24時間テレビ嫌いな人は『歩いてるだけじゃねぇかよ』って言うかもしれないけど、あれに何がヘコむって、だいたい俺、あのスピードなのよ(笑)」

「俺のMAXが、最初の1 Kmくらいがあのスピードで、だいたい1 Kmが8 分くらいなのよ。途中の300 mくらいはムーンウォークしてるから、行ったり来たりしてたりしますけどね。だけど、それくらいのスピードしか出ないんですよ。でも、ちょっとずつスピードは早くなってるんですけど、3 Kmになると、もうイヤだってのが勝っちゃうの。それで走らない言い訳が自分の中で完璧になってて」

「GPSつけて測ってるんだけど、見てたら3 Kmでイヤになっちゃって、3 Kmでやめようってなっちゃうんです。だけど、隠してても石がちょっとポコってなってるところでつまづいたら『もう走れない』ってなって(笑)それで見ると『あ、3 Kmだ』ってなるし(笑)あと、『すれ違ったオジサンの顔が超コワイ、ちょっとニラんだっぽい!…あ、3 Kmだ』ってなるから(笑)止めるところの言い訳が3 Kmで出るから。全然試せないの。自分が 5Km走れるかどうかっていうのは。ましてや、上手く行けば10 Km走れるんじゃないかって見込みくらい立たないとね…まぁ、死んじゃえばDVD売れるから良いんですけど(笑)ただ、DVDが出るまで、テレビで発表するまで、その死を隠し続けるのも難しいと思うんですよね」

「それで、朝とか夜に走ってて。だけど、3 Kmくらいで言い訳で頭がいっぱいになって、『足がもう動かない』ってなって。あと、テレビの予算があれば夜でも撮りますけど、照明とか道路使用許可とか色々考えたら、昼間しかとれないんです。昼間、しかもこの温度の中、俺はどれくらい走れるのか?ってなって」

さらに、以下のように語っていた。

「ちょっと1人リハーサルをやってみて。変な話、製作総指揮ですよ。『伊集院光のばらえてぃばんぐみ』って番組は、企画とかある意味製作総指揮は俺ですよ。まとめてくれるディレクターはいっぱいいて、そのディレクターは有能で頑張ってくれるんだけど、言い出すのは俺で、こういう企画でやらなきゃいけなくなるのは俺で、みたいなことと。あと、俺が提案して『10 Kmチャレンジしながら、ランニングハイでネタ見せみたいなのはどうかな?』って話で、『それ面白いですね』ってなっても、ディレクター陣からしたら、『言うからには走れんだよね?』ってなるから。だから、『不安だからちょっと走ってみます』みたいなのは言えないわけ」

「それで俺もバカじゃないから、10 Km走っちゃうことに意味は無い、みたいな。いろんな角度からみなきゃいけないからね。それで、金曜の夜中に『これは一回、やってみなきゃいけないな』って思って。それで、若手のピン芸人の龍勝くんの子が、とりあえず時間あいてるっていうから、『チャリにいっぱいアクエリアス積んで、横でGPSの何百m、みたいなの言ってくれ。ついでにオーディションを兼ねて一発ギャグやってくれ』みたいなこと言って。一発ギャグがランニングハイの時、どれくらい面白いのか分かるからさ」

「それで、朝の9時くらいに来てもらって、10時半くらいに走りだそうかみたいな話を土曜にしてて。それ、日曜日に集まって。それで走りだすの嫌で嫌で(笑)待ってるんだけど、『今、いくから』って言って。『今、お前が伊集院さん早くって言ったせいで、もうなんか、なんか走る感じじゃなくなちゃった』みたいなことやってたら、テレビで天気予報やってるの見たら東京も35℃くらいになるって言ってやがんだよ。これは待てば待つほど大変なことになるなって思って」

「昼の11時半くらいにカミさんの車にチャリ積んで、荒川土手に行って走ろうとするんだけど、途中でとんでもないことに気づいて。俺さ、昨日の昼間だよ?土手にランニングに行くのに、偶然、黄色いTシャツ着てんだよ(笑)これは絶対ダメだって。ヘタしたら、誰かお金くれちゃう。俺、とっちゃう、絶対にとっちゃうって思って。もしお金入ったボトルなんか渡されたら、武道館まで走んなきゃいけないって思って(笑)走ってる途中で、ジュースジュースってなっちゃうと思って(笑)いったん戻って着替えて(笑)」

「それで走って一発ギャグ見たら、まぁ面白い。だって、靴履いてんですよ。ずーっと。一回、脱ぐってこともできるのに。でも、面白いのは3 Kmまでですね。4Kmから先は、なんにでも腹立って。土手に草生えてるのとかも腹立って。それでヘトヘトになって」

「僕自身は、そのせいがありますから、走ってるだけで北斗晶さんとか佐々木健介さんとかエライなっていうか、スゲェなって思うわけですよ。走ってることのみスゲェなって思うんですけど。それ以外の、24時間テレビのなんだかなぁって思うことがあって」

「今回、特にトンチンカンだなって思うのは、最初、ちょっと見て始まる前の事前番組だと思って見てたら本番だった、みたいな。ダラダラって始まって。あぁ、24時間全部観ようと思ったのに。手塚先生の2時間アニメも含めて全部観ようとおもったのに、っていう(笑)第4回くらいまでの話ですけどね(笑)

「まず1つは、両方の意見を言えるんですけど、佐々木健介夫婦の子供たちの、特に次男のテンション低すぎね?(笑)その次男のイヤイヤ感というか。シャイボーイなのかな。シャイネスボーイなのかな(笑)長男は、ハキハキした子じゃないけど、『ここテレビ的にいかなきゃいけないな』みたいなところみたいなところを理解してるところが、『子供ってそうじゃなくて良くない?』って思うのね。長男のそういう意味での頑張ってるところに心打たれるのね」

「走ってるところじゃない。そこ頑張ってるところに心打たれるのね。この空気のなかで、調整するのは僕だ、って感じが心打たれるのね。だけど、次男の『ノってないね、この企画』っていう感じの(笑)どのタイミングでも、羽鳥アナであったり、他のレポーターだったりする、期待を一心に背負ってくる『分かるな?』っていうマイクを全て裏切っていく感じ(笑)」

「あと、『24時間テレビ初のリレー形式による』みたいなヤツは、別にそれはお前らが決めるルールだから、そこの史上初、みたいなやつを、オリンピック史上初、みたいな、そういう空気にするのってなんなの?って思いながら見てましたね」

「トンチンカンっていうか…もうね、24時間テレビは俺の中で奇祭って感じだから(笑)もう決まりだから、っていう(笑)なんのためにマラソンとかするんだってことに関しては、『そういうもんだ』っていう。こどもの日に、なんで柏餅食ってるんだ?その柏餅の葉っぱを股間につけて、アダムとイブってなんでやるんだ?って(笑)全員が全員、なんでやるって、それが端午の節句なんですってことじゃないですか」

「ハロウィンの日に、なんでかぼちゃをくり抜くの?って言われても、なんか由来はあるんでしょうけど、そんなもんって流すもんだと思うんですけどね。今年の奇祭ぶりがすごいなって思ったのは、テーマの中に、ハンディキャップはあるんだけど頑張ってます、みたいな人を凄く応援してるってテーマが絶対にあるじゃん」

「それとともに、地震以降、自分はこのことで勇気づけられて頑張ってます、ってことあるじゃないですか。それと、節電っていうのがあるじゃないですか。その三拍子が奇祭っぽくなってるなって思ったのが、この三拍子が辻褄が合わなくなってるなって思うのが、まず節電っていって、深夜帯も平均17%程度とってることって喜んで良いの?って思うんですよね。だって、テーマが節電だったら、我々はチャリティーをやってますがいったん、テレビを消しましょうってことでしょ?野暮な話をするようですけど。そこが平均の数字を上がりましたよってことと、どういう風に両立するもんなの?って思うことがもう一個」

「あと、ちょうど今、パラリンピックが開催されるでしょ。ちょうどパラリンピック直前って時期に、そこは良いの?そこは行かないんだ?っていう感じ。さらには、北海道で地震があったでしょ?しかも震度5弱っていう、北海道からしたら結構大きな地震がくるんだけど、そこの情報も行かないんだ?って思うあたりが、かなり24時間テレビの奇祭ぶりっていうか、なんか分かんないけど、もはや元々のこととか関係ないっていう」

「ただただ、巨大な男根を街道沿いでワッショイワッショイって運んでる状態(笑)元々は、そこの先に神社があって、田んぼのどまんなかだったから、その頃は田んぼに神様が種付けをすると豊作になるってことで男根だったんですけど、今はもうすでに街道沿いにマンションがいっぱい建ってますし、農業がほとんどないんです。だけど、男根はいきます。ただ、素材が軽くなったんですよ、みたいな。そこ?そこなの?みたいな。外国人が見て『Oh!クレイジー、クレイジー!ビッグペ○ス、ビッグペ○ス!ハッハッハ(笑)』みたいな」

「ここの部分だけクローズアップされると、反対派みたいになりますけど、それでも二億八千万って額が困った人に行き渡るってことに対して、まぁそこはそれなんじゃないの?って思って」

「あと、年々不況もあって確実になってると思うんですけど、もはや視聴率がグンって上がってるんですけど、募金額は下がってるっていう。それは結局、見方が恐らく『どうなるんだか見てやる』っていう。『またグダグダになってるよ』っていう見方を占める割合がガンガン増えているように思って。下手すりゃ、支えてるのはアンチの人が、かなりの部分支えてるんじゃないかなって思うんですよね。私ことデンジャラスクイーンが(笑)僕も膝が痛いんで。デンジャラスクイーンは思いましたね」

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