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伊集院光が語る「美味い飲食店と旨い飲食店の違い」

2011.11.22 (Tue)
2011年11月21日放送の「伊集院光 深夜の馬鹿力」にて、昨今の飲食店のトレンド、棲み分けについて語られていた。

伊集院光「東京の飯屋って、美味すぎるからダメなんだって結論になり始めてて。東京って、チェーン店でも何でもそうだけど、美味い物を作ろうとするの。ともすれば、雑誌に載るような、長蛇の列が出来るような美味いものを一生懸命作るの。そうすると、味が濃くなって、味がわざとらしくなるって俺は踏んでるのね」

「だから、知り合いとかに誘われて、スゴイ美味しいラーメン屋があるよって言われて言っても、最終的にはスゴくしょっぱかったりとか、スゴく濃い味のところが多いの。美味しいご飯屋に紹介されても、美味しいのは美味しいんだけど、濃いなって思って」

「でも、ちょっと振り返ること30年くらい前、地元とかにあった、何の向上心もない中華屋。俺らの子供の頃は、ラーメン屋なんかそんなに無かったんですよ。俺らの子供の頃は、ラーメン屋さんっていうのは、職人がやるものっていうよりは、それこそ、どさん子ラーメンとか、チェーン店みたいな、飲んだ後に急いでラーメン食べて、みたいなお店ばかりで、ラーメンとグルメなんてものは、全然くっついてなかったんだよね」

「近所の中華屋さんで、餃子もラーメンもチャーハンも、レバニラ炒めも麻婆豆腐も、全部ある。へたすれば、カレーもあるんだよね。カレーも作れるようになっちゃったからって理由で。ああいうスゴく美味しくしようとか、研究に研究を重ねなくて、普通に"旨い"お店ね」

さらに、以下のように語っていた。

「美味いお店と、旨いお店っていうのがあって、東京の方は美味いお店をスゴイ目指しているんじゃないか、と。少しでも美味いものを、僕らのためにお客さんのために一生懸命作ってるんだと思うけど、うどんと玉子丼、他人丼くらいしかないようなお店なんだけど、『ここ、久しぶりだな』って思ったの」

「そのお店、旨いなって思って。それで、『明日また来ても良いな』って思って。要は、そこら辺の人たちが、週3くらいで来て食ってんの。それで、週3で食える味と、ガイドブックに載ろうと思ってる味って、根本的に違う気がするの」

「それで、土曜日に行って、カミさんと食ったのがその店で、結局、今日の昼もそこで食ったんだ。間は全然空いてないけど。同じ親子丼とうどんを食ってるんだけど、その感じ、久々だと思った。その店を、友達に『うまいからさ』って勧めても、その友達、そこのそばに住んでなかったら、わざわざ来ない。だって、ある意味ボンヤリした味だから」

「だけど、なんかうちのそばにある、お袋が『今日、あなたしか家にいないんだから、面毒臭いからあそこで食べてきて』っていう、面倒くさいから食べて来てって言葉も凄いけど、そういうような飯屋の味って、急速に東京から失われてる気がするのね。なぜなら、食べ物屋さんは、上を目指さなければならない、みたいになってるから」

「逆に、下を目指すことはないけど、高くて美味いものか、安くて味とその他の面は多少どうでも良いって感じになってる両極端になってて、その中間くらいの、『マズくはないよ』っていう感じのお店がなくなってきてるんだよね」

「『マズくはないよ』って、食べ物屋さんにとって、貶し言葉だと思うけど、『いつ行っても良い』っていう感じの、本には絶対に載らない、遠くから食べにくるお店じゃない、それこそ学校のそばにあった店、また行きたいけど無いお店ってあるじゃん。ああいう感じかな。また食いたいんだけど、もうあるわけないなってお店。久々に行って、あれば相当嬉しいし、無ければがっかりするんだけど…」

「なんか、目指してできるもんじゃないし、それが今日から新装開店してできましたっていわれて、行って食べたらボンヤリした味だなって言ってまた行かないと思うんだけど、あの感じがもはや都会には無いなっていうのを思ったね」と語っていた。

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