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伊集院光、ヤクルトvs日ハム戦の神宮球場で観戦の邪魔をする人を注意して絡まれた恐怖体験を語る「あ?やんのか?」

2017.06.20 (Tue)
2017年6月19日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00-27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、ヤクルトスワローズvs日本ハムファイターズ戦の神宮球場で、観戦の邪魔をする人を注意して絡まれた恐怖体験を語っていた。

伊集院光の今週末この映画を借りて観よう vol.1
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雨の神宮球場


伊集院光:(神宮球場で行われるヤクルトスワローズvs日本ハムファイターズの試合を観に行ったら)2時半とか3時半とかに大雨降ってきて。びっしょびしょになりながら観てて。

そしたら途中で、プロ野球ってホームチーム、神宮球場だからヤクルトが本拠地にしてるんだけど、試合が始まると、その試合をやめるかどうかみたいなところって、神宮球場側が中止にします、しませんみたいな権限を持ってて。

ヤクルト負けてる間は、わりと粘ってやるもんなんですけど、それでも一旦、中断しますって。まぁヒドイ雨だから、「これでもう、再開はしないな」って思って。河野(かずお)君と、「このまま無駄になるのもイヤだから、出ようよ」って話になって。

もう、出て。「この後、何する?」って。神宮球場のすぐそばにバッティングセンターがあるから、行こうって。そしたら、同じこと考える人だらけで、バッティングセンターがバカ混みなのよ。

「じゃあ、バッティングセンターもなんだから、俺、ジム行くわ」って。そしたら、そのバッティングセンターの周りが、日曜日だから歩行者天国で。車拾って帰るのに、また神宮球場の方に戻らなきゃいけない。

そしたら、ちょうど神宮球場の前を通ったところで、「試合を再開します」ってアナウンスがあって。「じゃあ、続き見ようか。どうせもう、ずぶ濡れだし」ってことで、試合を観て。

そしたら…面白くなんねぇんだよな、あんま。なぜなら、俺の中に面白いって気持ちより、怖かったって気持ちの方がデカイから。

現れた親子


再開して、ヤクルトファンからしたら、それで流れが変わったんじゃないかって。久しぶりの一軍登板なのに、良いペースで投げてた有原党首が、30分くらい中断が入ったから。こういう時、急にピッチャーって崩れたりするの。

あと、ずーっと打てなかった打線が、急に打てるようになったりとかし。注目の場面から再開し始めて。その時に、途中で帰っちゃった人がいっぱいいるから、ネット裏で観てたんだけど、ネット裏により良い席に座ってた人がいなくなった席に、座る人って出てくるわけ。前の方にきて。

いいんだかいけないんだか分からないんだけど、空いてるんだからって座りにくる。そしたら、親子連れ、お父さんと子供の親子連れが前に出てきて。それが、なかなか座らないから。立って観てて。見えないわけ。ネット裏のど真ん中で立っちゃってるから。一番前の席で立っちゃってるから、見えないわけ。

その後、ネット裏に子供が張り付いて、ずっと立ちっぱなしだから。要は、観てる人からすると、バッターボックス全体が全く見えないわけ。それで、みんなも「どうした、どうした」みたいになってるんだけど。

俺が、そこで「子供、座らせてください」って。俺も、バカじゃないから、色んなこと考えて。ましてや、周りの目もあるから。俺みたいな、超有名人になっちゃうと。超メジャータレントになっちゃうと、周りの目もありますんで。

「子供、座らせてください」って。そしたら、慌ててそのお父さんが子供を席に座らせて。「あ、話済んだな」って。ヤクルトの見たことねぇ外国人がピッチャーで出てきて、「どういうピッチングすんだろ?」みたいに観てて。

犯人探しが始まる


そしたら、そのお父さんが急に振り向いて。「今、言ったヤツ、誰?」って。怖くない?10席くらいで。「今、言ったヤツ、誰だ?」って。で、周りもザワザワザワザワって。

野球やってんだよ。「お前?」って。で、前の人はブルブルって首を横に振って…これ、面白くなんねぇんだけど、大丈夫?(笑)

「俺じゃない、俺じゃない」みたいなのが周りで始まってるわけ。で、俺も「うわぁ、なんか変な感じになってきたな」って思ってるわけ。で、一人一人言い出して。「いいからさ、誰言ったの?俺、きちんと謝りてぇから」って。

全然、そんな感じじゃない。周り、みんな怯えてて。今、思えば俺ならどうするか分からないけど。「お前?」って言われたヤツが、後ろ向いて、俺を指さして。「あらぁ…」って思うじゃん。

俺も難しいのは、俺を指さして。俺の後ろにもいっぱい人はいるし、俺の隣には河野かずおがいるじゃんか。これ、俺、どうするべきなんだろうって思うわけ。これはどうしようって。

でも、次から次へと、そのターゲットを変えて、一人ずつ尋問みたいになってるわけ。俺、結果、あんまり他の人に迷惑かかり続けると、完全に濡れ衣着た段階で、俺、どうしたらいいかも分かんないから。

絡まれる伊集院


とりあえず、なるべくにこやかな顔で「野球、いいところですから、観ましょうよ」って言った途端に、ダーッてきて。「お前か?やんのか?」って。超怖くね?(笑)

「あ?やんのか?」って。やってんだよ。俺の中での怖さMAXなんだよね。MAXで、色んなこと考えるじゃんか。その人は、「やってやろうか」モードになってる。周りの人は、「あれ?伊集院じゃね?」って空気が漂い始めて。

ここで、この人に気づかれたくないの。俺が、超有名でテレビに…テレビではローラって芸名で出てるけど(笑)…面白くなんねぇよ。その程度で面白くなんねぇ感じにしちゃったじゃん、俺が。全ての話術を使って再現しちゃってるから。しかも、誰にボケるのが一番いいのか分かんなくて、「ローラ」っつってる。どっちかって言ったら、りゅうちぇるの方が面白いよね。旬な感じがするから。

ちょうどバンダナもしてたし、金髪にもしてたから。りゅうちぇる…まぁ、いい。ここ面白くなんねぇわ(笑)

俺、色んなこと思うわけ。殴られるのイヤじゃん。殴られるのイヤだし、殴られて試合…ネット裏の10列目くらいで起こってることだから。殴られて試合止まったときに、俺だよね。俺じゃん、そんなの俺だよ、どうやったって。

珍プレー好プレー特集で、みのもんたさんが面白くしてくれんのは、シーズンオフじゃんか。俺がポカスカ殴られてる音に、面白い音を「ポカスカ、ポカスカ、ポコポコ」なんてやりながら、「伊集院だぁ」とかやってくれるのは、オフだから。それまでは事件じゃん。

もう、分かんねぇけど周りの人たちの「伊集院じゃね?」感もイヤなんだよ。スゲェイヤなんだ。どうにかこれ、収めるのに、どうしたらいいんだろうって。そしたら、「なんだよ。『子供、座らせろ』って、言い方あんだろ?お前」って」「いや、『座らせてください』って…」「聞こえてんだよ、こっちは。『座らせろ』っつっろ」って、もう通じないの、この水掛け論が。雨だけに(笑)…そんなに面白くないよ(笑)聴いてる人も、「ムリあるだろ、それ」って(笑)

対処に悩む伊集院


こういう時、どうすればいい?っていっぱい考えて。河野君も、ガタイがよくて腕力もあるし。河野君って、見るからに格闘体型。ゴリラ体型で、格闘体型だから。立ち上がって真ん中入ると、ゴーサイン出ちゃうっていう。ゴング鳴っちゃうっていう可能性があるから。

河野君も、何もできないわけ。俺にできることは、「言ったの、コイツです」って河野君を指さすことか。あとなんだって、色々考えるわけ。河野君に、「誰か、呼びに言ってくれ」って言うのも変だし。なんか動きが変なゴーサインになるなって思って。

これはとにかく、向こうが「コイツに、やるだけのことはした」って思ってもらうことだから、とにかく情けない顔をして。「やったった」って思ってもらうしかないのと同時に、周りの目も気になって。「伊集院、情けねぇ顔してたな」っていうのもイヤだなって思うわけ。

そんな色んな被害妄想と、現実把握もしながら。最終的に、「そういうつもりで言ってないんですよぉ」の感じと、「野球、観ましょうよ」の感じと。

意外な結末


そしたらその後、「じゃあ、握手だ」って言うの。「はぁ?」って思うじゃん。俺の色んなシミュレーションの中で、もう分かんないんだよ、もう。「じゃあ、握手だ」って言うのね。

これ、俺の中で握手したら最後、「右手とられて、左手でやられんじゃねぇか?」みたいなことも考えるし。あと、河野君が持ってる傘がそばにあるのも怖いんだよ。この人、俺の想像を絶してるし。握手を拒絶したって思われるのはどうなんだろうって思って。

握手して、これでどうも終わりっぽいわけ。俺が、「すみません、もうすぐ帰りますんで」って言ったら、「帰んなよ。野球面白ぇから、帰んなよ!」って。「いや、でも…」「帰んなよ!」って言って前に戻ってくわけ。

帰れないじゃん。帰ろうとしてるのも、イヤじゃん。

有原投手、キャンプで凄い一生懸命やってて、凄い調子良かったのに、なぜか一軍で勝ち星が上がらない。調子悪くないのに打たれるっていう、よく分かんないまま二軍に落ちて、やっと帰ってきて、物凄い良いピッチングしてるんだけど、全然楽しくない。

その後も、ずっと途中途中で、そーっと帰ろうとすると、何かこっち向きそうで怖いの。こっち向いた瞬間に、帰られるのはイヤらしく。さっきの捨て台詞で。どうしたらいいんだろう、みたいな。

ああいう暴力の香りみたいなのを…俺、多分ね、くら寿司と暴力の香りとから隔離された甘いところで生きてた気がする。ここしばらく。何も分かんねぇんだって。世間に流れる、暴力の香りの対処の仕方も分からければ、くら寿司のドームの開け方も分かりませんっていう、そういう状況なんだな、俺って思いながら(笑)

そいつが急に8回くらいでスタスタスタってきて、そのまま帰るの。途中で、野球観るのやめて。なんか分かんないけど、「もう一回握手だ」って言われて、もう一回握手して帰るの。

その時、凄い怖かったのは、その子はずっと前の席にいたままで。その子が、バッチリ俺と目があって、凝視して何も口をきかないの。なんか俺の中で、この子が「テレビで見たことある」って言い出すんじゃないかって思って。それもなんか怖くて。

「あ、この人、りゅうちぇるだ!」って、ソックリだから。…そんなに面白くないよね(笑)また怖くしちゃったから(笑)


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