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ちきりん、加計学園問題の本質は「52年間獣医学部が新設できない」原因となった「政官財の癒着」であると指摘

2017.06.17 (Sat)
2017年6月17日放送の文化放送系の番組『ロンドンブーツ1号2号田村淳のNewsCLUB』(毎週土 13:00-14:55)にて、ブロガー・著述家であるちきりんが出演し、加計学園問題の本質は「52年間獣医学部が新設できない」原因となった「政官財の癒着」であると指摘していた。

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加計学園問題の本質


ちきりん:加計学園の話なんですけど。ポイントがかなりズレているというか。本質的に凄い大事な問題に注目が集まってないのが気になってるんですね。

みんな、これ「何の問題ですか?」って訊くと、「本来認められないはずの獣医学部が、安倍さんのお友達だけ認められた」と。「これ問題なんじゃないの?コネなんじゃないの?」って問題だと思ってるんです。

たしかにこれも問題なんですが、そんな小さな問題じゃなくって、その裏にどでかい問題が隠れてるんですよね。そこに注目を当てるべきだと思うんです。それは何かっていうと、そもそもですよ、「首相のコネみたいな強力なコネがないと、獣医学部が52年間も新設できないって、なぜなの?」って思いません?

こんなコネがないと、新設できないわけですよ。(何が止めているのかという)そこが注目ポイントなんですよ、まさに。52年って、沖縄がまだアメリカだった時代なわけですよ。
どんだけ昔から止められてるんだよ、と。

獣医のニーズはないのか?


ちきりん:じゃあ、獣医ってデマンドがないの、需要がないのって言うと、よく考えてみてください。都会、ペットだらけじゃないですか。

しかも、昔だと自分の犬が病気になっても、もう放置しかなかったけど、今は犬が病気になると、すぐにみんな獣医さんのいる病院に連れて行きますよね?

ということは、都会では獣医さんの需要はバカ上がりなわけですよ。じゃあ、地方は獣医さんのニーズないのかって言うと、昔と違って凄いたくさん感染症が多いでしょ。鳥インフルエンザとか、口蹄疫とか。もう、地方ってああいうのがあると、何千頭、何万頭殺処分しなきゃいけないから、大問題なわけですよね。

だから、そういうことを防いだり、早く病気を家畜の病気を見つけたり、治療する・研究する獣医さんって、物凄い必要なんですよ。これだけデマンドあるのに、沖縄がアメリカだった時代から認められてない。

獣医学部新設を阻む日本獣医師会


田村淳:何が止めているのかだよな。

ちきりん:これが報じられないといけないところなんですよ。調べてみたら、日本獣医師会っていうのがあって、そこのホームページには、もう新設大反対って書いてあるんです。

なんで反対しているのか、考えてみましょう。獣医師会っていうのは、獣医さんの集まりですよね。業界団体ですよね。今、ペットが病気になる、がんになる、糖尿病になるっていうと、連れて行って手術したりするじゃないですか。

物凄い治療費高いんですよ。人間だと、保険が使えるんで、そんなに高くないんですけど、ペットが病気になって獣医さんのところに連れて行くと、物凄い高いんですよ。自由診療だから。

もし獣医さんが凄い増えちゃって。いっぱい獣医がクリニックを作ったら…

田村淳:価格が下がるんだ。

ちきりん:イエス。

篠田恵里香既得権益ってことですね?

ちきりん:そのとおりなんです。

田村淳:全然、そこに焦点が当てられてない。

ちきりん:で、「困るじゃん」って人たちがいるわけですよ。今の通り、「手術したら80万円です」って言っても、家族だからみんな払うわけですよ。これが、隣に同じような獣医さんがクリニック開かれちゃうと、そこで「60万円です」って言われたら困るわけですよ。

なので、反対です…理由がそれだとは書いてないですよ(笑)理由は他に書いてあるんですけど、獣医学部新設は素晴らしいことだって書いてあるわけですね。

加計学園問題の本質である「政・官・財の癒着」


ちきりん:でも、この人たちが騒いでるだけで52年も止められるのかって思うでしょ。みんな、おかしいじゃんって思うじゃないですか。そこで彼らがやるのが、どういうことかっていうと、一つは政治家への献金ですよね。

そうすると、反対してくれる。もしくは、講演会に呼んで50万円の講演料とか、100万円の講演料を払っていれば、忖度してもらえそうじゃないですか。

それから、もう一つ。文部科学省が抑制する権限を持ってるわけですけど、文部科学省にも言うことを聞かせようと思ったら、実際にはペットを抱えてる人たち、もっと安くなればいいのに、治療費もっと安くなればいいのにって。地方で畜産農家をやってらっしゃる方も、獣医さんがしっかりたくさんいてくれてたら、病気が防げるのにって思ってるわけですよね。

でも、この人たちは、文部科学省の役人の人たちに、天下り先を紹介してくれるわけじゃないんですよね。そうすると、文部科学省としてはこの間も明るみに出たように、天下り先確保って死活問題なわけですよ。

本当に、こういうところに天下りしてないかは、私は分からないですけども、52年間も認められてないんだったら、それはちゃんと調べた方がいいんじゃないかなって思うんですよね。

これが、政・官・財。政治家に献金、文部科学省の天下りを用意する、業界である獣医師会。この政・官・財の癒着っていう日本の経済がここ何十年も停滞してる根幹的な問題がここにあるんですよ。

獣医学部偏在の問題


四国っていうのは、困りまくってて。今回、加計学園は四国の愛媛県、今治市に開こうとしてるわけですけど、四国っていうのは獣医学部、一個もないんです。

獣医学部があるのは、東大とか東京がいくつかあって。あと、畜産が多いんで北海道にいくつか学部があるんですけど、四国って一個もないんですね。そうすると、なにが起こるかって、東京生まれ東京育ちで、東京の大学で獣医学部に行くと、東京でペットショップ開こうかなってなりますよね。

でも、もしも今治市に獣医学部があれば、四国で生まれ育った人たちが今治市で獣医学を学んだら、もしかしたら四国に畜産農家のために獣医として働こうかなって思う人が増える可能性があるじゃないですか。

四国の四県の中に、一個も獣医学部がないので、彼らも悲願なんですよ、獣医学部を開くのが。それで、52年間も政・官・財の癒着で止められてきたのを、なんとか突破しようと思って、特区は使えないか、と。もしくはこの人だったら安倍首相とお友達だからなんとかしてもらえるんじゃないかって、藁をも掴む思いで獣医学部の52年ぶりの新設で必死の思いでコネを探したわけですよ。そのコネが今、叩かれてるわけです。


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タグ : ちきりん,田村淳,加計学園,

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