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伊集院光が語る「映画『スーパーエイト』の感想」

2011.06.28 (Tue)
2011年06月27日放送の「伊集院光 深夜の馬鹿力」にて、映画『スーパーエイト(SUPER 8)』の感想について語っていた。

伊集院「土曜の夜に、スーパーエイトって映画を観てきたんですよ。それでね、1人で映画を観に行ってもいいかなとは思ったんだけど、電話をかけたらあんまりつかまらなくて。それで、ピン芸人の河野和男くんに電話をかけて」

「河野和男くんは、ショーパブみたいなところでバイトしてて。キャバクラ、ホストクラブが、可愛かったり、格好良かったりした人が、お酒をつくったり、場を盛り上げたりするのなら、本当にオモシロで場を盛り上げるのが河野くんの仕事なワケですよ」

「常連のお客さんから、ご指名が入るワケですよ。『和男いるの?和男いるんなら、飲みに行っちゃうよ?』って。そうすると、和男に指名料入っちゃうわけなので、河野和男は頑張っちゃうワケですよ。最終的には、闇金ウシジマくんみたいな目に遭うんでしょうけど(笑)最終的にはね。『もう、読んでらんねぇよ』みたいなね。いつかは、そうなっちゃうに決まってるんですよ」

「そういう感じなんだけど。それで電話を掛けたら、『今、バイト中なんで』って言われたワケ。その後、遅くなって、『今、お客さん帰ったんですけど』みたいな電話がきて。東京ってスゲェなって思ったんだけど、夜2時に映画をやってるワケ。スーパーエイトが」

「お店が引けた河野くんと一緒に行ったんですよ。これ、もう同伴してるオヤジと同じじゃない?(笑)アフターのオヤジじゃん、完全に。あんまりそういうお店行ったことないから、闇金ウシジマくんで読んだ知識しかないけど。河野くんに元々ついてたお客さんが、メインの太いお客でしょ(笑)俺は、一応キープしておく客、みたいな。その証拠に、帰りに韓国料理を食いに行こうって言いだしやがったから。飯をたかろうとしてたから」

「スーパーエイト、面白かったです。スゴくおもしろかったんですけどね。ただ、面白かったのハードルがスゴイ難しいんですけど、製作がスピルバーグじゃないですか。結局、スピルバーグは、こういうのしか撮りたくないっていうか、スピルバーグが撮りたいものも、スピルバーグのセンスも、良くも悪くも変わってないなって思って」

「悪い言い方をすれば、『相変わらずスピルバーグだなぁ』って映画なの。良い言い方をすれば、『全然さび付いてない』っていう。E.T.くらいの時から、撮りたいものは変わってないんだけど、世の中の特撮技術とか、スピルバーグの権力とかがスゴイ変わってるから、やりたいように撮れたりとか、昔の特撮だったら、これくらいしかできないってところも、全部思いっきり出来るっていうね」

「あと、監督がLOSTの監督で。LOSTの監督の人が、まぁスピルバーグ好きなんだろうね。自分の作りたい物と、同じ物を作りたい・似たようなセンスでやりたいって人が出会ったって感じ。E.T.が好きな世代の人は、絶対に好きだと思う。映画って、恐らく歴史が長いから、『自分にとって、映画ってこういうもの』っていうのが、あると思うんですよ」

「昔のアメリカ映画が、映画なんだって人もいれば、昔の黒澤映画が映画なんだって人もいて。俺たちの世代は、スピルバーグの洗礼を受けていて、『E.T.面白かったね、グーニーズ楽しかったね』って世代で。その後、色んな世代があると思うんですよ。そうすると、スピルバーグの洗礼を受けた人は、『E.T.面白いな、スターウォーズ面白いな』って思った世代は、当然、面白いよって」

さらに、以下のように語っていた。

「『それは、映画だからしょうがないじゃん』って台詞は、ズルイっちゃズルイじゃないですか。特に、SF映画って、『ここおかしくない?』ってみんな言いたがるわけ。『こんなご都合主義ないよね』とかってね。『出来すぎだよね、科学的にはこんなことあり得ないよね』とか言いたがるんだけど、その言葉に対する『ここで映画談義はおしまい』って台詞は、『それは、映画だからしょうがないじゃん』っていう」

「それが映画なんじゃないっていうのは、好みと年代によって、全然違うんだけど、それがE.T.にところにある人は、『軍がチャリを追い回して、捕まらないわけないじゃん』って引っかかっちゃう人は、今回もダメだけど。『それはまぁ、映画だからね。ファンタジーだからね』って大丈夫な人は、絶対にいける感じ」

「本当に、観た結果思うんですけど。これは、僕が言ってることじゃなくて、宣伝部が言ってることですから、僕のせいじゃないんですけど(笑)テレビのCMに、『E.T.×スタンドバイミー』って言うんですよ。試写を見終わった後に、ブサイクな女が『涙が止まりません』とかって言うのがあるじゃないですか。『絶対に責任とれよ?お前のところに行くからな』ってCMの1個に、『E.T.×スタンドバイミー』っていうのがあるんだけど、それは言っちゃダメ。それ以外の何物でもない感じ(笑)」

「アレって、宣伝する側がOK出してるんだよね。あれが、オリジナルな言葉なのか、台本なのかは分からないけど、少なくとも宣伝側がOK出してる台詞なんだけど、映画監督にとって、失礼っていえば失礼な話だよね。それ以外の何物でもないし」

「昔、テレビ東京でやってたクイズ番組があって。司会が矢崎滋さんで、その制作発表の時に、スタッフが『この番組はですね、ワクワク動物ランドと、ウルルン滞在記を足して2で割ったような番組にしたいと思います』って言った時に、出演者全員が『それは言っちゃダメじゃん』っていう、それは言っちゃダメじゃんっていうのを思いだしたくらい、もう、まんまそうなの」

「映画のパロディシーンもいっぱい入ってるから、映画に詳しい人は、『このシーン、あの映画だ』って思ったりするの。最終的には、懐かしい映画を観た感じ。中1の時にこういう映画を、夏休みに友達とかと観て、スゲェ楽しかったんだよなっていう感じがスゴイする映画で。その後は、横に居たゴリラ(河野和男)が『韓国料理に行きましょうよ』って、新大久保に連れてかれちゃったんで」

「最新の映画なんだけど、『E.T.っていうのが、そろそろ来るらいしよ』みたいな話を、新宿の歌舞伎町とかで、友達だった近藤くんと話をしたのをスゴイ思いだした。まぁ、近藤くん死んでしまったんですけど(笑)今度のファミ通のコラムでも、誰が得するのってくらい、近藤くんが死んだ件に触れてますけど(笑)」

「映画って、100点付けちゃったりすると、悔しい思いをしたりするんですよ。スゴイ面白かったって話をしているときに、横から『そうじゃないよ』って言われると悔しいから、100点は付けないですけど、でも、僕みたいなへそ曲がりが、お金を損したとも思わないし、時間を損したとも思わないです。まぁ、韓国料理が高くつきましたけど(笑)でも、それはしょうがないですよ。1人囲うって、そういうことですから(笑)」と語っていた。

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