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伊集院光、安倍首相に求めたいトランプ大統領への対応は「冷静に、したたかに、虎視眈々」

2017.02.16 (Thu)
2017年2月13日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光とらじおと』(毎週月-木 8:30-11:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、安倍首相に求めたい、ドナルド・トランプ大統領への対応については、「冷静に、したたかに、虎視眈々」であると語っていた。

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伊集院光:安倍総理とトランプ大統領なんですけど、行くことが決まった時に、僕は「トランプさんが会っても良いぞ」と言ったら、行くべきだと思うんです。行く以外の選択肢はないと思う。

中村尚登:はい。

伊集院光:それで行く前に、もうこのコーナーで言っていたんですけど、その時に「自分の中で、ここから先は譲らないとか、この話はきちんと聞こうとかという、それとうまくいくのならここから先は突っ込んでいこう、みたいなところはきちんと決めておかないと思います」というのが、僕の意見だったんですけど。

中村尚登:はい。

伊集院光:終わってみて、思うことはまあ心配していたよりは、ずっと良い結果が出たんだと思うんです。

中村尚登:これ以上もうない、というほどのおもてなしじゃないですか、トランプさんにしては。

伊集院光:ただ、そうなったらそうなったでまた、心配性の僕としては、あんまり安倍さん「上手くいった、上手くいった、トランプ良い奴だ。仲間になった」と、あまり言わない方が良いような気がちょっとして。もうちょっとクールに、あちらさんが喜んでいるというのも含めて、「良かったですね」くらいのトーン。

中村尚登:はい。

伊集院光:もちろん、トランプ大統領はそういった反応を見ているでしょうから。これやっぱり、クラスの暴れ者と上手に距離をとっていきながら。快適な学校生活を暮らしていない生き方をしてきた人間からすると、ここでテンション上げ過ぎると、クラスの奴とかから、どういうふうに思われるとか、今後、トランプ番長が失脚した時は、心変わりした時にどう思われるというのを考えると、上手に「ありがとうございます」と言いながらも、「あまりテンションを上げないほうが良いんじゃないんですか」と思う。

中村尚登:ええ。

伊集院光:ここで「どうですか?僕、上手くやりましたよ。仲良くなりましたよ。大親友になりました」をやり過ぎた時に、周りの反応もそうですけど、トランプ大統領が、それを売りにしたということは、もはや「こっち側のこの要求も、あの要求も、友達なんだから飲んでもらおう」というのが、言いやすい順番が来てしまうこともあるんじゃないかな。

中村尚登:全くそうでしょうね。トランプさんのやり方がうまいなと思うのは、もうとにかく安倍さんをおだてまくって、にっちもさっちもというか、逃れられないようにしておいて、それで実際はこう鍔迫り合い(つばぜりあい)をするような問題というのは、たとえば一番経済問題であれば、麻生さんとペンスさん、副大統領との間のところで経済対話というのを作りましょう、と。

伊集院光:はい。

中村尚登:そこで、チャンチャンバラバラ始まるわけですよね、2国間協議という形で。だけど、「その上にいる俺たちは仲良しだから、そこをきちんとやらせれば良いでしょ」という姿を作っておいて。

伊集院光:うん。

中村尚登:安倍さんにしてみると、とにかく防衛とか安全保障のことを考えたら、もうアメリカ以外に頼りになるところがないわけなので。もう、とにかくそれだけもう守ってもらうということだけやれば、自分にとって成功というね。だから、そういう意味では安倍さんにしてみれば、「今回、100%俺は完全に成功だ」と思っているけど、トランプさんにしてみれば、「ちゃんとこれだけエサを撒いておいたんだから、言うことをきくだろうな」という、本当そういうところでしょうね。

伊集院光:ズルイなと思うのは、もうトランプ大統領は今後、急に真逆なことを言う、と。

中村尚登:言いますよ、きっとね。

伊集院光:「トランプだから仕方ない」というキャラクターが、もはや出始めているし。何も怖くない、あの人は自分の支持者さえ、どんなに反対の人が増えようが自分の支持者さえ固まっていれば大丈夫だから。

中村尚登:はい。

伊集院光:そうやって、しかもその支持者がかなり強固だから、もうこっち側は常識的にやらないといけないけど、向こうは何を言おうが、「前と違うじゃないですか」「それがどうした、バカ野郎」というキャラクターが出来上がっているから。ここに対して一緒になってテンションを上げてしまうと、「向こうは前言撤回できるんだもん、そんなもん」と。

中村尚登:だからだってね、安倍総理と共同会見をやっている時に、習近平国家主席と「前日、電話したよ」という話を、あの場でしたわけですよね。しかも、それまで散々、あれだけ中国のことを悪口を言っておいて、「非常に温かい会話で、これから良い関係を築けるだろう。それは日本にとっても良いことだよ」というね。「あれ?さっきまでと、言っていたことが、違うじゃん」というね。だけど、そこを本当そういうところを上手く、相手の反応を見ながらやっているのがトランプさん流というふうな形なんですよね。

伊集院光:やっぱり「冷静に、したたかに、虎視眈々」というのを、お願いしたいんですけど。少なくとも、安倍総理がお帰りになってからのテンションは、そういうふうには見えなくて。さらに一枚も二枚も上なら、凄いと思いますけど。

中村尚登:はっはっはっ(笑)


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タグ : 伊集院光,ドナルド・トランプ,

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