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伊集院光、トランプ大統領によるアメリカファーストな政策・外交に指摘「殺伐とした世の中が来るような気がする」

2017.01.28 (Sat)
2017年1月26日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光とらじおと』(毎週月-木 8:30-11:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、アメリカのドナルド・トランプ大統領によるアメリカファーストな政策・外交について、「殺伐とした世の中が来るような気がする」と語っていた。

伊集院光の今週末この映画を借りて観よう vol.1
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伊集院光:「選挙公約を忠実に守る」ことでお馴染みのトランプ大統領。

中村尚登:はっはっはっ(笑)やっぱり、また守りましたね、きちんと。「(メキシコとの国境に)壁を作る」という。

柴田理恵:ねぇ。

伊集院光:壁を作る。これに関しては、「ないんじゃないか」という感じでしたけどね。

中村尚登:でも、やっぱり「言ったからにはやる」ということですよね。これね、ロイター通信が、壁を実際に作ったらどれくらいかかるかと試算したんです。133億ドル、1兆5,200億円かかる、と。

伊集院光:うわぁ。

中村尚登:それを「メキシコに払わせる」と言ってるんですけども。メキシコは「絶対に払わない」と言ってる。

柴田理恵:払わないですよ。勝手に作っておいて、「お前払え」って、それはないでしょ。

伊集院光:そうですよね。隣の家の人が、勝手にその真ん中に壁を建てて、「アンタ、払ってくれ」と言われても。

柴田理恵:誰が払うかって。

中村尚登:来週、エンリケ大統領とトランプさんは会談しますので、そこのところで、当然そういう話が出てきますよね。

トランプ大統領就任後の株価上昇


伊集院光:いくつか疑問に思うのは、まずまた、株価は上がっていますよね。

中村尚登:はい。もうこれはね、まさしく「トランプさんの行動に期待して」と言ったらおかしいんですけど、着実に公約を守っていってますよね。それで昨日、壁ともう1つ、パイプラインをね。今まで、オバマ政権で止めていた、石油を送るパイプラインを建設するのを「再開して良いよ」という大統領令も、サインしたんですよ。

伊集院光:はい。

中村尚登:これ、どういうことかと言うと、今まで「環境問題に悪いから」ということで、しかもパリ協定というのもありますよね。新しい条約、枠組み協定が。それがあるから、オバマさんは「環境に良くない」ということで止めていたんですよ、石油は大気の温暖化に繋がる、というので。

伊集院光:うん。

中村尚登:だけど、「それをやったら、雇用が創出できるでしょ?」と。パイプラインをドッと作れるための人が使えるし、もっと、どんどん、どんどん石油を使えば、その分だけ産業が振興されるのだから良いでしょ、というので、もうトランプさんはそうやった。

伊集院光:はい。

中村尚登:そうすると、確かに「経済的に」といったらおかしいですけども、お金は回るようになってくるから、景気が良くなのではないか、と期待で株価が上がるということですよね。この先、着実に公約を実行しているトランプさんですから、「法人税の大減税をやる」と言ってるわけですよね。その原資は、どこにあるのか分からないですけど。

伊集院光:でも、「やる」と言ったらやるんだろうな、という期待感がどんどん強くなっていくという。

中村尚登:それがあるから、「そうしたら企業の儲けが増えるから、じゃあ株買っておこう」ということになるわけですよね。

移民排斥によるリスクとベネフィット


伊集院光:この壁の話ですけどね、「不法移民に怒って壁を作る」というじゃないですか。パックンマックンのパックンが言ってたんだけど、たとえば移民の人を激減させたら、恐らく安い労働力がなくなるから、長期的に見ると、アメリカは立ち行かなくなる。

中村尚登:まさしく、そうなってくる。

柴田理恵:そう思う。

伊集院光:それで、パックンが・・・彼、ジョークも上手だから言ってたのが、「トランプは不法移民がいけないと言ってるので、逆に正式な移民を、どんどん入れるような人だったらいいな」と言ってました。

柴田理恵:はっはっはっ(笑)

伊集院光:「いいな」で終わっていましたけど(笑)

中村尚登:だけど、やっぱり今、それこそ宗教的な部分で言ったりすると、これはまだ大統領令には、サインしていないんですけど。これも、ロイター通信なんか伝えているんですけど、シリア、イラク、中東、アフリカに対して、ビザを発給停止するというね。

柴田理恵:ええっ!?

中村尚登:それから、要するに「難民の受け入れを一時的に停止する」という、そういう大統領令にもサインするという。だから、本当にそういう意味で言うと、排他的主義というか、排外主義というかね。

柴田理恵:鎖国?

中村尚登:みたいなことになってきましたよ。

柴田理恵:でしょう。全部、貿易も。

中村尚登:「アメリカファースト」で、ほぼそうなってくる。

伊集院光:それで上手くいくんですかね?だって、元々は別に、安く作るために正しいと思ってやっていたことだから。それって、高くなるということですよね?物が。

柴田理恵:ねぇ。日本企業だって、外国に工場を作って、それで安く作って儲けているわけでしょ?それは、儲からなくならないの?

中村尚登:消費者からの視点からすると、完全にそうですよね。

伊集院光:そうですよね。

中村尚登:でも、雇用を創出するんだ、と。しかも、それは外国人の雇用ではなくて、元々のアメリカ人の雇用で、今までトランプさんを支えてきた人達というのは、そういう安い労働力に追われたような、白人の中間層というか、そういう人達なわけですよね。

伊集院光:はい。

中村尚登:だから、そこに向かって支持を固める、と。だけど、全体的に見ていくと、「今は良いかもしれないけど、その先マズイんじゃないの?」と言っている人達は、多いことは多いわけですよね。

柴田理恵:ねぇ。

有馬隼人:逆に、「大成功するんじゃないか?」という経済学者も多いんですよね。

柴田理恵:へぇ。

有馬隼人:たとえば、メキシコ人の労働力で言うと、野菜を作る農業に従事する人、6割くらいが移民で支えられているじゃないですか。だから、もちろん農産物は高くなるわけでしょ。物価が高くなるんですけど、法人税は下げることによって企業は儲かっていますから、その分、お金を使う。消費がどんどん増えていく、と。でも、国内の株も上がるし、もう景気が良くなって。アメリカ国内だけを見ると、大成功するんじゃないか、と。

伊集院光:そうなんだよね。アメリカだけを見たらそうなるか、と。だから、もう本当に、そうなると、周りの国が「今までみたいに、アメリカにいい顔しないぜ」となってきた後に、やっぱり殺伐とした世の中が来るような気がするんだけどね。

柴田理恵:そんなこと、この時代に通用するの?

中村尚登:だから、そういう意味でも、アメリカの中というのは、かなり多くの移民が、今すでにいるわけですよね。そういう人達まで追い出していくと、今度はアメリカの中の労働力も足りないし、実際、こういうのは回らなくなるとなってくると、景気が良いのではなく、本当に不況。逆にインフレみたいな状況になる可能性だってあるんですね。


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タグ : 伊集院光,ドナルド・トランプ,

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