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伊集院光、改正ストーカー法を適応する上で「加害者の立場に立って」逆恨みや再発させないことが重要であると指摘

2017.01.05 (Thu)
2017年1月3日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光とらじおと』(毎週月-木 8:30-11:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、改正ストーカー法を適応する上では、「加害者の立場に立って」逆恨みや再発をさせないことが重要であると指摘していた。

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伊集院光:改正ストーカー法で、SNS…僕も、ツイッターとかやっていますけども、そのソーシャルネットワークサービスでの付きまといを規制対象に追加する。ちょっと、分かりにくいです。これ、どうしていこうと?

内山研二:たとえばね、連続して嫌がらせと言いますかね、つきまといに関わる送信をしたものですとか、あと、ブログに執拗な書き込みを何度も、何度もしていくという。これが、今まで対象になっていなかったんですが、今回、新たにこれを規制の対象に入れよう、と。これも、1つのストーカーとしての規制の条件にしようというのが大きな柱になっていますよね。

伊集院光:はい。

内山研二:それでもう1つ大きいのが、今まで、これは被害を受けた人、困ったなという人が告訴しないとできなかったのが、これはそうではなくても、非親告罪、「告訴をしなくても取り締まりできますよ」ということも、特徴ではあるんですけどね。

伊集院光:いや何かこれ、細かく具体的に「こう動きます」というのが見えてこないと、ちょっと分かりにくい。

内山研二:分かりづらいですね。たとえば、「告訴をしなくても」と言っても、これはどういうことなんだろうというと、実際にはなかなかね、告訴をするのを躊躇ってしまう人がいるらしくて。そういう人に、もっと適応を広げようということなので、「何が何でも、見つけたらすぐに摘発」ということではないんだろう、とは思うんですけどね。

伊集院光:うん。

上田まりえ:でも、それを摘発するにあたり、見つけていくというか、監視体制っていうのも難しいですよね。

内山研二:うん、なかなか難しいですよ。

伊集院光:被害を受ける方が出てますから。それは早急に必要なんだけど。よっぽど考えないとまずいな、と思うのはね、たとえばツイッターでいうと、嫌がらせ的に凄くたくさん書き込みをしてくる人。それでストーカー事件に発展しちゃうような人、もしくはそのストーカー事件が始まっているような人は、それを迷惑だとは、あまり思っていないんだよね。

内山研二:はい。

伊集院光:迷惑だと思っていないような状況で、今はブロックという形で遮断することができるけど、この遮断したことで、ワンステップ進んじゃうこともあり得るわけで。勝手に、コミュニケーションがとれていると思っているわけだから。

内山研二:はい。

伊集院光:それに対して、「コミュニケーションがとれなくなったんだから、実際に接触しなきゃ」と思ってしまうようなケースが、僕は今までかなりあるように感じるんですね。

内山研二:ええ。

伊集院光:だから、これが法律で規制されて止まったからといって、終わるのかといったら、僕はちょっと考えづらい。ただまあ、法規制が入ることで、もしかしたらSNSの業者に身元を開示させたりとかすることが、多少やりやすくなったりするのかもしれないんだけど。これに関してはね。

内山研二:そうですね。多くのケースでは、警告をすると止まることがあるんだそうです。

伊集院光:なるほど。

内山研二:でも、今、伊集院さんがおっしゃった通り、それを乗り越えてきちゃうというんですかね。

伊集院光:はい。

内山研二:さらにそれで強い行動に出てしまうことについて、こういう規制をかけても、どこまで行くのだろうかっていう。今度は被害者側ではなく、加害者側の立場に立って、どういうふうに行くことができるのであろうか、ということを考えないと。

伊集院光:そうなんですよ。

内山研二:最悪の結果を、招いてしまうことがあるんですよね。

伊集院光:内山さんおっしゃる通りで、「加害者側の立場」って、言葉としては変かもしれないけど、「加害者はどう考えるんだろう」ということですよ。いや、本当にそっちが薄くなると思うんです。「加害者って、こうされたらどう思うのか」っていうのは、今、自分達が冷静で、常識の上で法律を作ろうとしている時と、ちょっと違うっていう。

内山研二:そうなんですよね。

伊集院光:ストーカー的に、SNSに参加してくる人が、全く自分のことが見えないまま、「そうだよね」って書くようなことって起こる。上手く言えないんだけど、「この人、迷惑だよね」って書き込んでくる、凄い勢いで書き込んでくる迷惑な人とかも、当然いるんだよね。だから、それは相当慎重にやらないと。慎重とスピードっていうのは、本当に難しいんだけど、綿密に、スピード感あったまま、綿密にやらないと。

内山研二:あと、もう1つあるのはね、たとえばこれで、懲役というような刑罰になった時に、刑役を終えた時に、きちんとこの行為を繰り返さないかどうか、ある種そういうケアまでしていかないといけないんじゃないか、という議論もあるんですね。

伊集院光:そうすると、これが親告罪じゃなくなって、警察が動けるということで、もしかしたら捕まえた時に、ストーカー対象になっている彼女が、「あの人がやったことじゃないぞ」っていう。警察が見つけて、「お前を捕まえているんだぞ」というようなことを、きちんと確認したり、そうするとその本人に恨みが残らないようにしたりとか。細かい使い方みたいのを、みんなできちんと話し合わないといけないかな、と思いますね。


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