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伊集院光「テレビを観ていて感じる違和感」

2011.03.08 (Tue)
2011年03月07日放送の「伊集院光 深夜の馬鹿力」にて、伊集院光がテレビを観ていて感じる違和感について語っていた。

「テレビを観ていてさ、違和感を感じるときってありませんか?テレビを観ていて、腰にピって違和感を感じて、僕は2ヶ月後にヘルニアで入院したんですけど(笑)そういうんじゃなくてね」

「今日、九州新幹線が全線開通みたいになるんで、九州が熱いよ、みたいな感じのニュースだったんです。観光客を呼ぶために、すごいキャンペーンをやってますよ、みたいなニュースの中に、熊本では"くまモン"っていうキャラクターを作りました、みたいなのがあったの。それで思うんだけど、ゆるキャラって言葉は、いつから100%褒め言葉みたいに使われるようになったの?」

「知事とか、区長さんとか、観光局のエライ人とかがゆるキャラと並んでさ、『これうちのキャラクター、"みなごろし"です』、みたいなさ(笑)『みなゴローです。返り血で真っ赤っかなんですけどね~』なんて言って。『返り血で真っ赤っかで、タコみたいに見えますけど、実は中年男性なんですよ~』なんてね(笑)『中年男性と腐ったサバを足してるんです』みたいなのをやってるじゃないですか(笑)」

「ゆるキャラのイベントで、司会のお姉さんが『それでは、ゆるきゃらの○○くんで~す』って言って、キャンペーンソングが流れてね。しかも、狙ってゆる~いキャンペーンソングに乗せて、そいつが出てくるんですよ。『♪日本海の~冬はまるで墨絵~』みたいなの」

「でも、みうらじゅん先生が最初にゆるキャラって言葉を作ったとき、大まじめっていうか、センスの無いオッサンとセンスの無い会議が重なった結果、ちょっとプロでは出せないような異様さ、ぬるさみたいのが出た、そのキャラクター、『何の役に立ってるの?』みたいなヤツを、こっち側がおもしろがるために、"ゆるキャラ"って付けたんだと思うんだけどね」

「でもね、それに違和感と恐ろしさを感じるときがあるわけ。『政治家の強さ』みたいなものを感じるんです。みうらじゅんさんって、そういう遊びの天才だと思うんですけど、ああいうものを真っ正面から『ダメなキャラクター』とか、『金の無駄』って言っちゃうと、愉しめなくなっちゃうんですよね。それを、"ゆるキャラ"って、少しズラした視点で見ると、そういうイベントで勢揃いして愉しめるわけですよ。それを、"駄目キャラ"とか"クソキャラ"とかって言っちゃうと、変な話、貸しても貰えないし、触らしても貰えないでしょ」

「だから、そこを得体の知れないようにスッと誤魔化して、ゆるキャラ勢揃いって感じで楽しんでるわけですよね。でも、それが認知されたようで、『はい!ウチもゆるキャラ。流行ってますからね』って、作っていくことで、予算はまた下りていくんですよね」

さらに、以下のように語っていた。

「そういう感じに関連して、某政治家さんがね、バラエティに出たとき、スゲェバカにされてるのを受け入れているようで、それは計算尽くなんだなっていうか、最終的には『これで顔を売ったら"なんか知ってるから票を入れる"みたいな層に訴えてさえいれば良い』みたいなことを、身内の人に話しているのを聞いて…結局のところ、遊んでいるようで遊ばれている感、みたいなね」

「そういう人は、自分の何枚も上手をいっているようで、何でも上手く利用するなって思うんですよ。…それで、"くまモン"はゆるくないでしょ。ちゃんとしたイラストのヤツなのにね。梨と鳥で"とりぴーちゃん"みたいなのと比べたら全然ゆるくないのに」

「あと、館ひろしさんの出てるビールのコマーシャルで、『一般の方はビールの醸造室に入れません』って注意書き、あれに関する違和感は、『バカだと思われてるな』ってことだね」

「あと、雑学王ってテレビを観ていて思ったんですけど、『この焼き肉屋さんが安くできる秘訣はなんでしょうか?』って問題で、『こういう方法で人件費を抑えてるんです~』って答えだったとき、これは5年前とか10年前とかだったら素晴らしいって思ったけど、今やこれだけ失業率とか高い中で、そんなに褒められることでもなくない?って思っちゃうんだよね」

「あれが、『社長が借金をしてまで値段を下げてます』ってことなら、エライって思うけどね(笑)自宅をもうとられちゃってるってことならね。それで本来500円のお肉を200円で売ってますってことならね。あと2年で潰れちゃうんですけどねって言われたら、エライですよ。昔と同じトーンで、人件費を削減したお陰で値段を下げたってのは…どうなのかねっと思うんですよ」と語っていた。

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