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伊集院光が語る「映画 トロン:レガシーの感想」

2010.12.21 (Tue)
2010年12月20日放送の「伊集院光 深夜の馬鹿力」にて、映画『トロン:レガシー』を鑑賞した感想について語られていた。

「数字の出る世界っていうのは、なんでもそうだけどさ。映画とかも、今週チャートの1位だと思ったら、すぐに2位になっちゃったりとかさ。興行収入の世界記録を出しました、すぐに抜かれちゃったりするじゃないですか。それを痛感させられたのが、早くも『SPACE BATTLESHIP ヤマト』を抜くツマらなさの映画を観ましたね」

「しばらくは抜かれないと思ったんですよ。だけど、抜かれましたね。まだヤマトの方がマシです。…言い方が変だけど、何て言うのかな…ヤマトは、変な話ですけど、観に行った方が良いと思うんです。こんな言い方は変ですけど、ヤマトが好きな世代の人と一緒に行って、こんなツッコミ所が満載の映画を逃す手はないと思うんです。逆にそう思うんです」

「本人たちがどう思うのか、TBSが俺にどう言って欲しいかは分からないけど、基本的にはそういうんだって良いじゃん。健全な楽しみ方でないってのは、百も承知だけどね。そういう意味では、『ヤマトはせっかくだから観ておけば』って映画なんですよ。だけど、『トロン:レガシー』はそうはいかないんですよ」

「ちょっとビックリしたでしょ。『トロン:レガシー』って、そうでないと思ったでしょ。…ヤマトみたいな映画を観に行こうと思うとき、僕の中には『ダメで元々』って考えがあるんです。変な話ですけど、『面白くないんだろうけど、万が一面白かったらどうする?』くらいなもんなんです。面白くなかった場合でも、面白くなかったってことで分かち合えればいいし、いくつか公開映画ある場合、その感想をフリートークで話せれば良いなって思うんです」

「今回の話で言えば、『SPACE BATTLESHIP ヤマト』を観ずに、『トロン:レガシー』を観た場合、逃げるのかって思われるわけですよ(TBS協賛の映画だからといって)。ライムスターの歌丸くんも行くだろうと。それで色々言うだろうと。だから、まずは『SPACE BATTLESHIP ヤマト』を観ずにはいられないだろうと。それでヤマト行って、僕の中では沈没ですよね。イスカンダルまでたどり着くまえに沈没ですよね」

「だけど、みんなの注目作として、ああいう映画を観てトークをしてね。これが健全な映画の見方じゃないのは分かってますよ。僕だって本当に良い映画を観て、良い映画だったって言いたいわけですよ。だからこそ『トロン:レガシー』をとっておいたんですよ。だけど、まさかの…『トロン:レガシー』でしたね」

「もう、意味が分からないです。どうしたら、ああなってしまうのか。アレを観ていると、『アバター』って凄かったんだなって思えるんですよ。『アバター』って、理解した上で『アメリカ人ってこういう感じだよな』って思うんです。そのストーリーが好きじゃないんですよね」

さらに、以下のように語っていた。

「アメリカ人って、全く違う文化の人の所に行って、チューしたりとかが通用するって思ってるし、それで一体になれるって薄っぺらいことを考えてるから、『ああいう奴らなんだろう、アメリカ人』って僕は思ってるんです。それで『アバター』を観てそう思ったんです。だけどこれはまだ、(意味が)通じているじゃないですか。まだマシなんです」

「『トロン:レガシー』は意味が分からないんです。映画評を見ると、まぁ『映像美、映像美』って書いてあるんです。映像美でもそんなないんです。わざわざ川崎のIMAXシアターで観てるんです。楽しみにしてたし。子供の頃、『トロン』って映画を観て、ストーリーが面白かったワケでないけど、初のCG作品って言われていて、『こういう時代がくるんだ』って思ったワケ。だけど、後々で種明かしされたけど、CGっぽくセルで描いてたらしいんだけどね。だけど、子供の頃、俺は騙してもらった記憶があったからね」

「他愛もない話で、今度は他愛もない話でなくしたいのはわかるけどね。途中で、例のアレをぶちこんでくるんですよ。『父さんは仕事ばかりで、お前のことは構ってやれなかったな』『僕、父さんを誤解してたよ』的なヤツ。もうウンザリだよ!ウンザリ。それに落とし込んだら何でも良いみたいなヤツ。その落とし込み方も変だし」

「最初に映画が始まるんですけど、始まるところで意味が分からないんだけど、後から足した活字で、『この映画は3Dですから、メガネを掛けていただいてますが、2Dで観られる方のためにも2Dで撮影しているところもあります。ですが、メガネをとらずにご覧下さい』みたいな注意書きがされてるの。意味が分からないですよ」

「たしかに、途中途中、3D感がないシーンがあるんです。そういうところでメガネ外して観るとちょっとだけぼやけているシーンとかあるの。派手な3Dのシーンとかも、それほどでないの。『アバター』の場合は、派手なシーンは確かに綺麗だったんですよ。でも、『トロン:レガシー』の方はそれほどでないの。これを映像美って言うの?って思ったんですよ」

「さらには、IMAX特有のものなのかな。まぁ字幕が3Dでデカ過ぎて、鬱陶しいのよ。字幕が一番出て来ていて、当たり前のことですけど字幕を想定して作ってないからね、なんか字幕がどこにあるの?みたいな感じで気持ち悪いの」

「あと、『トロン:レガシー』のウザいポイントがあって。『スターウォーズとかブレードランナーが好きなんだろうな、この人』って感じが悪い方に出てるのね。オリエンタルなことってあるじゃないですか。禅とか。それを、全く勘違いした感じでテキトーに放り込んでる。まだこんなアメリカ映画あるんだって感じで」と語っていた。

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