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伊集院光「東京都の表現規制に物申す」

2010.12.15 (Wed)
2010年12月13日放送の「伊集院光 深夜の馬鹿力」にて、東京都議会が、過激な性的表現を描いた漫画やアニメの青少年への販売を規制する、都青少年健全育成条例の改正案を採択する見込みであることについて語られていた。

「青少年の目に工口を触れさせない、みたいなことをやって、今更、奥さん票を得ようとしてもね…お前の『ババァ発言』を誰も忘れてないぞ、とかいう、その辺は置いておいてね」

「そもそも、次の選挙に出るんだろうかね。出ないんだったら、何のためにやるんだろうか。マンガとかアニメが今回、対象となってるんだろうけどね。まず、マンガとかアニメがなぜ対象になるのか分からないね」

「…今、裏番組でスフィアって声優がこの話をしてたらスゴイね。でも、声優なら俺より全然近いところにいるだろ。肝付兼太がこの話をしてたりね」

「でもさ、そういう表現にバンバン規制をしていく、みたいな話になっていくと、『工口ってなんだ?』って、結局、そこの話になっていくんだよね。この『性』ってラジオのコーナーは、過激じゃないけどリアルだと思うよ。スゴイリアルだと思うし、だけど、これで興奮するかっていうと、そうでもないじゃん」

さらに、以下のように語っていた。

「でも、これが慎太郎の琴線に触れた場合ですよ。もしくは、猪瀬直樹に似た女…猪瀬直樹に似た女って誰だよってことですけど(笑)、どうなるのかってことですけどね」

「このコーナーに、文化祭で女装するために、可愛い女子の服を着てから『あの服を着たい。女の子になりたい』って思うようになった、ってメールが来たけど、性的に曲がったりとか目覚めるのって、別に工口本じゃないんだよ。それで目覚めると思ってるんだったら、あまりに短絡的すぎるんですよ」

「猪瀬さんとか良純パパとか、ドヘンタイなお店に行ったりすれば良いんだって。女装レズプレイとかいっぱいあるんだから。『直樹!直樹!…』ってね。そういうことをやることで、簡単に規制なんかかけらんないって分かると思うんですよ」

「…あとね、俺らが青少年だった頃も、『くりぃむれもん』とか、『遊人』とかあって人気がありましたけど、そういう人のマンガとかが規制されましてね。だけど、それで何が変わったのか。そういう統計的な根拠を見せてくれって思うワケです」

「何が、どれくらいの数でどうなったのかっていう、統計的な揺るがない根拠を見せられたら、『必要な規制だし、そういう手立てを取れば良いんじゃないか』って思いますけど、何となくの感じで『それは火を見るよりも明らかでしょ!』って言われて、物事を進められるのはイヤなんですよね」

「しかも、規制がフワッとした感じで掛かると思うんですよ。みんな二言目には『じゃあ、ドラえもんのしずかちゃんの入浴シーンもダメなのか?』って言いますけど、俺はそれは屁理屈だと思いますけど、それに対して規制推進派は『それは良いに決まってるでしょ』って言うでしょ。その線引きって何だよってことですよね」

「その規制の線引きをフワッとしたままだと、好き放題と過剰自主規制とか、になっていくと思うんですよ。乳頭が見えていて良いのかダメなのか、とかね。もっと話し合ってくれよ、って思うのは『こんなことを都の条例にして何になる?』ってことなんですよ。だって、今や海外の表現の規制とか日本の規制も、ネットのお陰で垣根を簡単に乗り越えられちゃうし、誰にも歯止めが利かないし」

「そんな中で、『東京都が駆逐しました』みたいなことは、都が急にやるべきことなんだろうか。あと、何が工口の基準なのかってこともあるんですよね。基準桜のように、どこまでが工口で、どこまでがそうでないのかってことの基準も必要だと思うんですよ」

「基準工口スの試験って大変だと思うよ。女体の形の野菜を見ても勃たない、とかね。でも、俺はそいつを信用できないんですよ。その基準は信用できないって思っちゃうんです。上戸彩がM字開脚で『ほぅれ!』って広げているところか、本人の意志とは関係無く性的暴行を受ける、とかでは俺は興奮しませんけど、磯山さやかが顔に泥を付けながら自然薯を掘ってる方が興奮しますよ」

「1 m50 cmくらいの自然薯を掘ってて、1 mくらい顔に泥を付けながら汗だくになって掘ってて…ちょっとTシャツが透け始めてて欲しいね。あと、残り50 cmくらいになって最後は掘らずに、ヒゲ根が切れていって最後抜けたら…そういうDVDがあった場合、性衝動を抑えることが出来ませんよ」

「そんな俺が基準だったらどうよ?マンガ描いてる人とか、ビデオを撮っている人、もはや何が基準に該当するか分かったもんじゃないから、作品を作ることすらできませんよ」

「以前に、テ口対策の一環として、街中からゴミ箱が撤去されたりしましたけど、一時的には良いですよ。でも、ゴミ箱はなんで必要なのか、ってことなんですよ。無くしたら良いじゃんってことにはならないでしょ」

「工口本がどうして必要なのかとか、今までどうして規制に対して慎重だったのかってことですよね。『無くせばいい』ってことじゃないことが起きたときに、歪みは出ると思うんだよね。俺はモテない時代に、まぁ工口本を読みましたけど、それですぐに悪しきことに手を染めようとはしなかったですからね。そのことに関連して、統計的に規制をしてこなかったことで、どう変化したのか、どうアップしたのかを言わないとね」

「面白い現象だなっておもうのは、知事、副知事が物を書く仕事をしていて、これが持ち上がってくるのがすごい不思議で、石原都知事は再選しようとしているのかな?もし再選しようとして、これをやっているのなら、誰に向けてやっているのか分からないね」

「もし再選しようとしてなくて、規制をしようとしているのなら、自分が都知事であったという使命のもとにしたいのならば、その理由をもっと語って欲しいですよね。『そういう理由ですか』みたいなことで納得させて欲しいですよね」

「『こんなのオカシイじゃないか。こういうことが世の中を乱しているのは、火を見るよりも明らか』ってことで言われても…ね」

「あと、規制の基準を決める人たちの基準が、果たして合ってるのかってことですよね。そこをちゃんとしなくてはね。ほかにも、条例を決めるときには、しっかりと記名でしてほしいですね。誰がそれを推進したのかってことでね。それと、都議会議員とかの選挙で必ず賛成か反対かを書いて欲しいですね」

「選挙じゃなかったら、もしこれに反対だったら有権者ができることって何?ふるさと納税?東京都でないところに納めるとかってことですかね。東京都に住んでる、漫画家の人だっていっぱいいるでしょ。そういう人たちが、どこかの村に集中して納めて、『これくらい反対している人たちがいるんだよ』ってことを示したらどうですか」

「実は、こうした規制でもその手のマンガを読みたい人には、ダメージは少ないと思うんですよね。ネットでも何でも手に入ってしまうから。ザルみたいな規制は、猛烈に執着するタイプの人には何の規制にもならないと思うんです。でも、過剰な自主規制で普通のマンガがつまんなくなることで、読者が被害を被る、みたいなことになってしまうと思うんですけどね」

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