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伊集院光「太田光にサインを貰って後悔」

2010.11.03 (Wed)
2010年11月01日放送の「伊集院光 深夜の馬鹿力」にて、太田光の初小説『マボロシの鳥』が上梓されたことについて語っていた。

「爆笑問題の太田光・処女作、『マボロシの鳥』が出版されました。小説としては初めての作品なんですよね」

「あんまり応援したくないんだよね。だって、本を買うお金なんか決まってるでしょ。今週、本を買いますってお金の中で、伊集院光『のはなしさん』を買うのか、『マボロシの鳥』を買うのか、あとは美食アカデミーの森崎友紀ちゃんの半裸の写真集にレシピ付いてる見たいな本(森崎友紀 レシピ付き写真集/for Men)を買うか…みたいな。なんなのかね、アレ。ちょい足しってこと?横チチハミ出しているのをちょい足ししたんだろうか」

「最近、あの子のグラビア写真多いよね。それで、辛辣なコメントをしているときの表情と、美味しい物を食べているときのギャップね…なんだろうね。ツンデレ好きな人にはキちゃうんだろうね。あと、女体盛りのことは少し想像しちゃうよね。洋風の、ペンネとかテリーヌとかを盛っちゃった感じの女体盛りは想像するよね」

「あと、あの写真集を辛口に評価されても文句はいえないよね……それで、爆笑問題の太田光の話に戻して良いですか?」

「太田光が書いた小説を読んで、太田光が書いているってだけでプレッシャーを感じるのね。面白い話はスゴイ面白いし、『アレ?どういうこと?』って思う話があると、俺が悪いんじゃないかって思っちゃうの。だから、読むスピードが遅くなっちゃうんだよね。それでウチのカミさんが勝手に読み始めて、カミさんはそういうところのバイアスが全く掛からない人だから、『これは面白い。これはツマンナイ』とか平気で言うワケ」

「それで、中でも一つ特に好きな話で、『魔女』って話がスゴイ面白いって言うの。だけど、俺の中では全作品で一番って感じじゃないし、カミさんが好きな場面も、『そこで好きなの?』って感じだったんですよ。それで、日曜のラジオでその話をしたら、喜んでくれて」

「太田光のスゴイ所って言うのは、元々の主義が『無視される孤独より、悪口でも何でも言われた方が良い』って主義だから。だから、本に関してもそうなんだよね。読まないってよりは、読んで『これは面白い、ツマラナイ』って言われたいって人なんですよ」

「カミさんが好きな行について話したら、太田光は『よく分かってる』って言うんですよ。それで、俺は少し置いていかれた感があって。それで家に帰ってカミさんに『作者として、正しいキャッチボールが出来ている(正しく解釈されている)』って喜んでたよって話をしたら、(太田光の)サインが欲しいって言うワケ」

「これが…恥ずかしいんですよ。ましてや同業者に。森崎さんに『ケチャップで俺の乳首にサインして下さい』って言うのと同じじゃないですか。それは恥ずかしいでしょ。さらに事務所が同じだし。スケジュールを調べて待ち伏せて、ハインツのケチャップと、一番気持ちよさそうな筆をもって行ってね。通報されちゃうし、事務所の雇っている警備会社の腕の見せ所だよね」

「…太田光の話に戻して良いかな。それで、構成作家の渡辺に頼んだんですよ。『サインを貰って欲しい』って。それで、太田さんのことだから、『伊集院さんの馬鹿なカミさんへ』とかって書くかもしれないけど、そこはカミさんもシャレは通じるから、何でも良いから書いて欲しいって言ってね」

「それで日曜日に本を買って渡したんですよ。渡辺は爆笑問題の番組の構成作家もやってますからね。俺が辞めた後のANNの枠で、キャイ~ンの天野君がやってた『天野ひろゆきのメガうまラジオバーガー』もやってたからな。そういう男だからな、渡辺君は」

「それで、夜になってから渡辺くんがウチに来たんだよ。『もらえた?』って訊いたら、『えっと…』って言葉を濁してるの。こっちからしてみれば、分かるよ。下っ端だから、太田光にサインを貰うっていうのは難しいとは思うけどね」

「『貰えたんですけど…』って渡辺くんが言うワケ。『宛名を、わざわざ"美佳"って漢字を調べてまでサインしてくれたんです。だけど…』って言って。俺は『それで十分だよ。ウチのカミさんも喜ぶよ』って言って」

「それでメッセージを見たら、『一回ヤラせろ』って書いてあるの。…ウチのカミさんさ、下ネタが全然ダメな人だから。どうしようかと思って。修正液で消してもバレるし…どうしようかと思って。今週、改めて気づいたよ。アイツ、バカだよ」

「構成の渡辺が来ていることを知っているから、カミさんも『どうだった?どうだった?』ってもう喜んじゃってるワケ。それで間髪入れずにその本を取られちゃってるから、開けた瞬間に…もう、絶句だよね」

「ちょっと喜びからの絶句。その後、サインしてもらったってことで気を取り直してのカミさんの一言が、『あんな美しい文章も書けるのにね』でしたよ。あんなに美しく計算された文章が書けるのにって」

「だって、『茨の姫』みたいな文章が、茨に覆われた城の天辺に、美しいお姫様がいて、そのお姫様も身体の近くにまで茨に覆われている。だから、身体を動かしようもなく、毎日のように血が流れるか、涙が流れるか。その美しいお姫様は涙を流しているか、薄く血を流しているか…みたいな文章なんだよ」

「そんな文章が書けるヤツがだよ。変な話、芸人仲間じゃん。芸人仲間のカミさんに『一回ヤラせろ』って…ウチのカミさんだって、自慢したいだろ。太田光から直々にサイン貰ったって。だけど、一切見せられないからね」と語っていた。

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タグ : 伊集院光,太田光,爆笑問題,マボロシの鳥,

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