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ジブリ・宮﨑駿とEXILEに共通する「徹底したファン至上主義」

2014.04.01 (Tue)
2014年03月28日放送のJFN系列のラジオ番組『鈴木敏夫のジブリ汗まみれ』(毎週日 23:00 - 23:30)にて、スタジオ・ジブリのGMである鈴木敏夫と、EXILE・ATSUSHIが対談を行っていた。そこで、ジブリとEXILEに共通するファン至上主義について語られていた。

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鈴木敏夫:ジブリってね、同時に何本も作るってなくてね。

ATSUSHI:はい。

鈴木敏夫:去年は、本当に珍しくって。『かぐや姫の物語』と『風立ちぬ』。両方やったんですけど、非常に例外で。

ATSUSHI:はい。

鈴木敏夫:普段は、1本の作品に全部賭ける。1企画で1スタジオ1つのスタッフ。それで1本作るんですよ。

ATSUSHI:はい。

鈴木敏夫:できたところで、それを世に問うて、上手くいくかどうか。内容も興業も。

ATSUSHI:はい。

鈴木敏夫:そういうことをやってきたんで、その結果によって、次が決まるっていう。本当に、1本ごとの勝負でやってきたんですよね。

ATSUSHI:はい。

鈴木敏夫:だからね、いわゆる長期計画とかは考えてこなかったですね。

ATSUSHI:なるほど。

鈴木敏夫:良かったのか、悪かったのか。そうやってやってきました。

ATSUSHI:あぁ、なるほど。(EXILEも)1曲1曲が勝負ですし。

鈴木敏夫:ないがしろにすると、ダメですよね。
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ジブリ鈴木敏夫が語る「ディズニー映画の子供向けから若い女性向けへ転換」

2014.03.17 (Mon)
2014年03月16日放送のJFN系列のラジオ番組『鈴木敏夫のジブリ汗まみれ』(毎週日 23:00 - 23:30)にて、スタジオジブリの鈴木敏夫GMが、ディズニー映画『アナと雪の女王』公開に関して、ディズニー映画が子供向け、ファミリー向けから若い女性もターゲットにし、路線変更をしていたことについて語っていた。

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鈴木敏夫:星野康二さんは、今でこそジブリの社長ですけども、元日本のディズニーの社長・会長を歴任され、そして今、ジブリの側からディズニーの作品を観て、どうでした?

星野康二:今回もね、ディズニーのアニメーションの中でも、(『アナと雪の女王』の公開にともなって)『美女と野獣』っていうのが話題になるじゃないですか。

鈴木敏夫:うん。

星野康二(ジブリ):それこそ、塚越隆行(ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社 日本代表)さんと、『美女と野獣』が日本に来た時に、一緒に試写を観に行って。見終わった後に、顔を見合わせて握手したんですよ。

塚越隆行(ディズニー):これは来たぞ、っていうね。

星野康二(ジブリ):それに近いものを、今回、感じたのかもしれない。『美女と野獣』を観た時は、よく覚えてる。「これは凄いのが来ちゃったな」って。そういう面でいうと、今回はそれに近いものを感じましたね。逆にディズニーを離れてから、初めてそのくらいのものを感じたのが今回の作品(『アナと雪の女王』)かもしれない。

鈴木敏夫:話が横道にそれるけど、『美女と野獣』ってね、実は宣伝をしたのが徳山さんっていう人なんですよ。ジブリの宣伝もやってくれてるところなんだけどね。

星野康二(ジブリ):はい。

鈴木敏夫:それに僕、関与したんですよね。

星野康二(ジブリ):『美女と野獣』の時に?
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宮﨑駿は、どのように絵を描くのを習得したか「本物を観て描け」

2014.03.10 (Mon)
2014年03月09日放送のJFN系列のラジオ番組『鈴木敏夫のジブリ汗まみれ』(毎週日 23:00 - 23:30)にて、ジブリのGM就任が報じられた鈴木敏夫(以下、鈴木)と、脚本家・倉本聰(倉本)の対談の様子が放送されていた。そこで、宮﨑駿の絵描きとしての原点について、鈴木が語っていた。

風の帰る場所 ナウシカから千尋までの軌跡
風の帰る場所 ナウシカから千尋までの軌跡 (文春ジブリ文庫)

倉本:宮﨑さんっていうのは、絵描きなんですか?

鈴木:そうですよ。子供の頃から絵を描くのが好きで、高校生の時に、先生に習いに行ったんですね。

倉本:ほぉ。

鈴木:それは何でかっていったら、「男4人兄弟で、末の弟が、凄い絵が上手かった。そいつに勝ちたかった」って(笑)

倉本:ふふ(笑)

鈴木:そしたら、その先生に「絵を描くっていうのは、とにかくまず観察だ。観て描くんだ」と。

倉本:うん。

鈴木:「どっかの絵を引っ張ってきて、それを真似しても意味はない。本物を見ろ」と。彼が通っていた絵描きの学校というか、先生が、井の頭公園のそばにいて。

倉本:えぇ。
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倉本聰が語る、『かぐや姫の物語』で魅せた地井武男の演技「最高でしたね。ダメな役者だったんだけど」

2014.02.24 (Mon)
2014年02月23日放送のJFN系列のラジオ番組『鈴木敏夫のジブリ汗まみれ』(毎週日 23:00 - 23:30)に、『北の国から』シリーズの脚本家で知られる倉本聰がゲスト出演し、スタジオジブリのプロデューサーで知られる鈴木敏夫(以下、鈴木)と対談を行っていた。そこで、倉本聰が『かぐや姫の物語』で翁役を演じている間に亡くなった地井武男について語っていた。

Oh!散歩日和
Oh!散歩日和

倉本聰:『かぐや姫の物語』で、地井武男を使ってたでしょ?アレはビックリしてね。地井とは、デビューの頃から付き合いがあるんだけど。

鈴木:そうですよねぇ。

倉本聰:アレ、最高でしたね。

鈴木:いや、本当に最高でしたね。

倉本聰:アイツを褒めたこと無いんだけど。アイツ、ダメな役者なんですよ。上手くないし。『北の国から』でも、「ちょっと違うんじゃないか?」って言うと、最後の近づいてきてね、「分かってんだよ。だけど、できねぇんだよ」って言うくらいに、下手くそな役者だったんですよ。

鈴木:ふふ(笑)

倉本聰:でもね、『かぐや姫の物語』にはビックリしましたよ。

鈴木:僕らが検討するときに、地井さんで一番頭に残ってたのは、『北の国から』だったんですよ。

倉本聰:そうなんですか。

鈴木:最初の本読みでは、凄く時代劇風。

倉本聰:そうなんですよ。

鈴木:それは違うんです。普段やってらっしゃる現代風にやって欲しい、と注文したよね。
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倉本聰が語る、プロデューサーの目の前で行う衝撃的な行為「原稿を破り捨てる」

2014.02.24 (Mon)
2014年02月23日放送のJFN系列のラジオ番組『鈴木敏夫のジブリ汗まみれ』(毎週日 23:00 - 23:30)に、『北の国から』シリーズの脚本家で知られる倉本聰がゲスト出演し、スタジオジブリのプロデューサーで知られる鈴木敏夫と対談を行っていた。

倉本聰は、「最近の雑誌編集者は、原稿に対して感想や意見を全く言ってこない」と語った。そこから、ドラマのプロデューサーに意見を求めるために行っているという、衝撃的な"ある行為"について語っていた。

聞き書き 倉本聰 ドラマ人生
聞き書き 倉本聰 ドラマ人生

倉本聰:雑誌編集者も、随分変わりましたね。昔は、『群像』にいた鬼の大久保って有名な方がいましたけども。

鈴木敏夫(以下、鈴木):はい、有名な方ですよね。

倉本聰:阿川弘之先生が、僕の身元保証人なんだけども。

鈴木:あ、そうなんですか。

倉本聰:阿川先生が「怖かったんだぁ」って言ってましたけどもね(笑)あの人に直しを入れられたり、突っ返されたりするのが、物凄い勉強になったって言ってましたね。

鈴木:そういう編集者が、おそらく減っているんでしょうね。

倉本聰:プロデューサー的な役割が、編集者にはあったんだと思うんですね。でも、最近は原稿を雑誌や新聞社に出しても、良いのか悪いのか、返事も来ないんですよ。

鈴木:分かりますね。

倉本聰:だからね、それは困るって言って、一本だけ10数年連載しているコラムがあるんですけど、「毎回、必ず意見をくれ」と。

鈴木:当たりまえですね。こちらから催促しなければいけないんですね(笑)

倉本聰:それはもう、くれるようになってますけど。何の反応もないっていうのは辛いですよ。

鈴木:僕の本当の最初の仕事は、宮﨑駿、高畑勲に対して、自分の意見を言うってことですよね。

倉本聰:うん。

鈴木:それはなんでかっていえば、最初の観客ですからね。しかもたいがい、全部出来てるわけではなく、冒頭で「こんな感じでどうかな?」って言われて、それに対して、自分は雑誌編集っていう仕事をやってましたんでね、「これはちょっと…」とか(笑)

倉本聰:あぁ。

鈴木:『風立ちぬ』もやったんですけどね。これは1つの例ですけどね。宮﨑が、A案とB案って考えてきたんです。A案は、男の友情。主人公の堀越二郎って男と、カプローニって男、この男たちの友情物語なんですよ。

倉本聰:うん。

鈴木:B案は、二郎と菜穂子のラブストーリーなんです。「どっちが良い?」って言われて。そうすると、プロデューサー、編集者っていうのはそういうことがすぐに言えるんですけど、「これ、一緒になった方が良いですよ」って。

倉本聰:なるほど(笑)

鈴木:「それぞれやったらつまらないですよ。なんとか一緒に出来ないですか?」って。そういう無茶が言えるのが、僕の仕事かな、と。
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小出恵介が俳優を志した不純な動機「監督になりたいけど下積みはイヤ」

2014.02.10 (Mon)
2014年02月09日放送のJFN系列のラジオ番組『鈴木敏夫のジブリ汗まみれ』(毎週日 23:00 - 23:30)にて、俳優の小出恵介が、俳優を志したきっかけとなった出来事について語っていた。

小出恵介1st写真集 おいらと蒼い
小出恵介1st写真集 おいらと蒼い

鈴木敏夫(以下、鈴木):なんで役者になろうと思ったの?

小出恵介(以下、小出):僕、元々大学にエスカレーターで行って。就職ってなったときに、イメージが湧かないというか。

鈴木:うん。

小出:(他人と)同じ生活はできないなって。就職しないってなったら、何をしようかって思って。映画が好きで。ずっと映画を観に行ったりしてて、最初は監督になりたいなって思って。

鈴木:うん。

小出:監督って、なるの大変そうじゃないですか。

鈴木:ふふ(笑)

小出:助監督なんか、大変そうだからなりたくないから。俳優は座ってられそうってイメージで。楽そうだったから。

鈴木:うん(笑)
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権藤博が語る「田中将大、ダルビッシュの強さの秘密」

2014.01.20 (Mon)
2014年01月19日放送のJFN系列のラジオ番組『鈴木敏夫のジブリ汗まみれ』(毎週日 23:00 - 23:30)にて、鈴木敏夫がプロ野球チームのコーチ・監督として活躍した権藤博と対談を行い、田中将大、ダルビッシュ有について語っていた。

教えない教え
教えない教え (集英社新書)

鈴木敏夫:ダルビッシュは凄いですよね。素人目にも、彼が大リーグに行って、「どうなるんだろう?」って興味もって観ましたよ。そしたら、凄いボール投げるじゃないですか。

権藤博:うん。

鈴木敏夫:日本で試合観に行ったときには、いいかげんに投げてたじゃないですか(笑)

権藤博:ふふ(笑)

鈴木敏夫:アメリカに行くと、まじめに投げるんだなって(笑)それは観てると楽しいですよね。

権藤博:まだ充電中ですよ。日本では「打たれても、これぐらいのヒットだろう」って思ってるけど、アメリカでは「アレ?この球でホームラン打っちゃうの?」ってビックリしてますからね。

鈴木敏夫:試してるんですね。

権藤博:打てっこないって思ってるんですよ。ヒットが多いじゃないですか。だから、まだナメきってるんですよ。

鈴木敏夫:そうですよね。…マー(田中将大)君はどうですか?

権藤博:順応性が凄いですね。僕はいつも野球選手で観てるのは、みんな「凄い、凄い」っていう選手でも、順応性があるかないかなんですよ。

鈴木敏夫:あぁ。

権藤博:中学の時、凄い。高校でも、凄い。大学行っても、ノンプロ行っても凄いって言われてても、プロに入ってきても間違いなく凄いっていうのは少ないですからね。

鈴木敏夫:はい。

権藤博:ドラフト1位でも、5人中4人はハズレですからね。
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ジブリ・鈴木敏夫「『かぐや姫の物語』は日本版アルプスの少女ハイジ」

2014.01.06 (Mon)
2014年01月05日放送のJFN系列のラジオ番組『鈴木敏夫のジブリ汗まみれ』(毎週日 23:00 - 23:30)にて、ジブリのプロデューサー鈴木敏夫が、『かぐや姫の物語』と『アルプスの少女ハイジ』の共通点について語っていた。

かぐや姫の物語 ビジュアルガイド
かぐや姫の物語 ビジュアルガイド (アニメ関係単行本)

紫吹淳:(かぐや姫の物語で)十二単が次第に脱げていくってシーンありましたよね。

鈴木敏夫:あれなんかね、ハイジの第一話なんですよ。

紫吹淳:え?

鈴木敏夫:アルムの山にやってくるでしょ。そうすると、着ぶくれしていたハイジが、一枚一枚、服を脱いでいく。実は、同じアイデアなんですよ。

紫吹淳:あぁ。

鈴木敏夫:高畑勲と宮﨑駿が『アルプスの少女ハイジ』を作ったんですけど、終わった後に、「いつか日本を舞台に、ハイジをやろう」って。

紫吹淳:あぁ。

鈴木敏夫:それなんですよね、『かぐや姫の物語』ってね。

紫吹淳:はい。
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ドワンゴ会長・川上量生「コンテンツ所有者が報われないネット社会」

2013.12.23 (Mon)
2013年12月22日放送の『鈴木敏夫のジブリ汗まみれ』(毎週日 23:00 - 23:30)にて、株式会社ドワンゴ代表取締役会長・川上量生がゲスト出演していた。そこで、コンテンツの所有者が、口コミ自体も取り込んだビジネスモデルを考えていく必要がある、と語っていた。

ルールを変える思考法
ルールを変える思考法 (角川EPUB選書)

対談登場人物

鈴木敏夫:株式会社スタジオジブリ代表取締役
塚越隆行:ウォルト・ディズニー・ジャパン ジェネラルマネージャー
川上量生:株式会社ドワンゴ代表取締役会長

SNSなどの口コミが産み出す広告収入

川上量生:(映画作品などに)特典を付けたりするのって、それなりにコストも掛かる話じゃないですか。それに、費用対効果もある。

塚越隆行:うん

川上量生:どうせやるなら、そういう形で特典をつけていくのは正しいと思うんですけど、将来的に、そこに付けていかなければならないのは、口コミの方だと思うんです。

鈴木敏夫:口コミ?

塚越隆行:そうですね。SNSとか。残念ながら、それがディズニーは出来ないんですよ。これが次の僕らのチャレンジになると思うんですけども。

川上量生:ネットって、無料モデルが中心じゃないですか。広告を出すといったことで採算をとろうとする。その広告モデルで考えていく場合、コンテンツを持ってるって人は、実は損で。コンテンツを出したところにくるPVよりも、そのコンテンツの噂をしている人、「面白かった」とか、どうだったって言ってる人のブログとかのPVの方が、はるかに多いんです。

塚越隆行:うん。

蚊帳の外におかれるコンテンツホルダー

川上量生:PVによって広告料金をもらえるわけで、それというのは、ネタを提供したコンテンツ会社には、一切、広告料金が入ってこないんですよ。

塚越隆行:うん、なるほどね。

川上量生:だから、広告モデルで考えると、コンテンツ業者っていうのは、インターネットの仕組みでは、搾取されている状態なんです。

塚越隆行:持ってかれてしまっている(笑)

川上量生:今はそれが当然のこととされてますけど、そういうのも、いずれはコンテンツホルダーが、そこをコントロールできるようになるべきだっていうか、ならないとやってられないと思うんですよね(笑)

塚越隆行:僕もそう思う。今はできないんだけれども、近い将来にそういうこともできるって思ってます。

川上量生:僕もそういう方向になると思うんですよね。
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ジブリ・鈴木敏夫「スターウォーズ以降に変化した映画の『テーマ』」

2013.09.30 (Mon)
2013年09月29日放送の「鈴木敏夫のジブリ汗まみれ」にて、スターウォーズ以降、映画のテーマが変化した、と語られていた。

この内容が語られたのは、雑誌『SPUR (シュプール)』7月号の朝井リョウ(『桐島、部活やめるってよ』で知られる直木賞作家)×ジブリ・鈴木敏夫プロデューサーの対談だった。

何者 朝井リョウ
何者

「哲学」を必要とするようになった映画

鈴木敏夫「ハリウッドってところはね、ちょうどスターウォーズが作られた頃に、それまで作ってきた映画と、それ以降の映画で、一変するんですね」

朝井リョウ「はい」

鈴木敏夫「それは何かと言ったら、それまでハリウッドってところは、映画は何をテーマに作ってきたかというと、『LOVE』なんですね」

朝井リョウ「はい」

鈴木敏夫「歴史劇であろうが、ギャング映画であろうが、西部劇であろうが、全てテーマは『LOVE』だったんですね」

朝井リョウ「えぇ」

鈴木敏夫「だから、『生きるってのはどういうことか』なんていうテーマは、あまり関係なかったんですね」

朝井リョウ「あぁ」

鈴木敏夫「愛する/愛さない、なんですよ」

朝井リョウ「はい」

鈴木敏夫「僕は、スターウォーズのプロデューサーと知り合って、そこで教えられたんだけど、『これからの映画は、LOVEではない。philosophyである』と」

朝井リョウ「哲学ですね」

鈴木敏夫「そう。『これからの映画は、哲学である』と。そういう要素が入ってないと、お客さんは観てくれない、と。僕、ビックリしたんですよ(笑)」

朝井リョウ「そのお話、前も伺って、凄い好きなんですけど。根底にあるものが、どんどん変わっていくんですよね」

鈴木敏夫「その(哲学の)要素が入ってないものは、お客さんは観る気にならない。要するに、ヒット映画にならないってことなんです」

朝井リョウ「はい」

鈴木敏夫「そんな要素を入れようと思わないならば、『ダースベイダーが父親だった』なんて要素は入ってこないんだ、と。そこがスターウォーズとそれ以前の映画の違いなんだ、と」

朝井リョウ「はい」

鈴木敏夫「たしかに、それ以降の映画を観ていると、たしかにそうした要素が入っている。まさしく宮崎駿なんかそうでしょ?」

朝井リョウ「そうですね。メタファーのようなものがあって。みんなが考えるんですよね」
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