2008.08.24 (Sun)
Googleの入社試験−期待値と現実
・読もうと思った理由
新聞の広告部分にタイトルが掲載されていたため。また、著者が「コマネチ大学数学科」でお馴染みの竹内薫さんだったため、読んでみようと思った。
・期待値:80点/100点
"Googleの入社試験"や"Microsoft社の口頭試問"などと、まことしやかに言われるものは、以前にも読み聞きしたことはあった。
「富士山を真っ赤に染めるとしたら、アナタはどんな方法を採るか?」「富士山を移動させるとしたら、アナタはどんな方法を採るか?」など、荒唐無稽とも思われる奇抜な問題が多いという印象があった。そんな問題を見てみたい、そしてその求められる解答とはどんなものなのか、読んでみたいと思った。
・現実:70点/100点
最初に出てきた問題は、実際に広告看板として公表され、Googleの人材募集で用いられたものなのだという(ただし、看板には社名も電話番号もない。これだけみれば、単なる意味不明な広告である)。その問題というのは、
というものだったそうだ。{e(自然対数の底などで用いられるネイピア数)の連続した桁でみつかる最初の10桁の素数}.com
この答え.comでアクセスしたホームページは、実はGoogleの人材募集のページであり、そこにはさらに次の問題が待っている…。
2008.08.20 (Wed)
君の望む死に方−期待値と現実
・あらすじ
・読もうとした理由
前作の「扉は閉ざされたまま」が面白かったため、読んでみようと思った。膵臓癌のエンドステージにある患者が、「自らを亡き者」とするために動機ある者を呼び出す、という設定にも興味があった。
・期待値:85点/100点
前作同様、ソリッド・シチュエーションのミステリー劇であり、展開は少ないが心理の駆け引きが行われるのであろうと予想していた。"犠牲者役""犯人役"、そして"計画を妨害する者"の3者の攻防戦が行われてストーリーが進んでいくのであろうと予想していた。
前作では、登場人物の表情やセリフなど、同じ状況にあってもそれを受け取る側によって、さまざまな理解をしているなど、人物像を丹念に描いているのが印象的であった。派手なトリックなどはないが、その分、群像劇ならではの面白さがあるのではないかと思っていた。
・現実:70点/100点
心理的な駆け引きや攻防はある。だが、前作ほどのスリリングな展開はみられない。互いに水面下で攻防を行っているようであり、地味な印象がある。だが、それでも十分『群像劇』としては楽しめる(ミステリーとしての醍醐味は薄れるかも知れないが)。
もう少し"犯人役"と"妨害する探偵役"との攻防があったり、"犯人役"が計画に向けて動いている様子が描かれていればスリリングで楽しめたのではないか、と思う。終盤に向けても盛り上がりに欠けているように思った。全体的に起伏に乏しく、不完全燃焼と言った感がある。
結末は詳しくは書かれていないが、冒頭の文章を読むと、どちらが生き残ったのかは自明のように思われる。
・お勧めする人
ドンデン返しなど、大がかりなものではなく、じっくりとした心理的な攻防戦などが好きな人にはお勧めだと思われます。
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